トヨタ新型SUV「クラウンエステート」まもなく発売? ワゴン譲りの“荷室長約2m級”が最大の魅力! パワフルハイブリッド搭載で走りもスゴい!?
まもなくの登場が予想されるトヨタ新型「クラウンエステート」はどのようなモデルなのでしょうか。現時点で分かっている情報を紹介します。
「ワゴンSUV」として「クラウンエステート」復活!
2022年9月に登場した「クラウンクロスオーバー」を皮切りに、16代目のトヨタ「クラウンシリーズ」は、4つのボディタイプが用意されています。
2023年10月に「クラウンスポーツ」、同年11月に「クラウンセダン」が登場し、残るは「クラウンエステート」だけとなりました。
間もなく登場するとされているクラウンエステートはどんなモデルとなるのでしょうか。現段階で分かっている情報をもとに整理してみました。

クラウンに「エステート」の名前が使われるのは11代目クラウン以来です。当時のクラウンエステートはステーションワゴンでしたが、今回のクラウンエステートはSUVとワゴンの融合と表現されています。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mm。全長と全幅のわりに全高は低く抑えられていて、伸びやかなSUVといった印象で、SUVとワゴンとの融合という表現はピッタリなシルエットです。
使用されるプラットホームはTNGA-Kプラットホームで、搭載されるパワーユニットはハイブリッドとプラグインハイブリッドの2種類が用意される予定となっています。
売れ筋となるのはハイブリッドになると思われますが、クラウンクロスオーバーのようなデュアルブーストハイブリッドシステムではなく、クラウンスポーツなどと同じシステムが搭載されるはずです。
その理由はすでに北米で販売されている同市場向けのクラウンエステートである「クラウン シグニア」が大きなヒントになるからです。
クラウンシグニアに搭載されているエンジンは2.5リッター自然吸気エンジン。クラウンクロスオーバーのデュアルブーストハイブリッドシステムには2.4リッターターボエンジンが採用されていることを考えると、クラウンエステートもクラウンシリーズとしては一般的なE-Fourの4WDシステムを持つハイブリッドシステムが搭載されるものと思われます。
ただ、こちらもパフォーマンスは優れており、北米仕様で0-60マイル(時速96キロ)加速は7.1秒と俊足です。
そしてクラウンエステートの最大の魅力は室内空間になるでしょう。2列シートの5人乗りとなっていますが、その最大の魅力は荷室長です。
リアシートを倒した際の荷室長は約2mになるとアナウンスされており、長物を積載するのに重宝する空間となります。この点は融合したワゴンのメリットといえる部分だと言えそうです。
※ ※ ※
SUVとワゴンの融合を掲げるクラウンエステートは、積載性能などを考えると新時代の進化したステーションワゴンという見方もできるのではないでしょうか。
新世代のステーションワゴンはどのような価値観を我々に与えてくれるのか、クラウンエステートは非常に楽しみな1台です。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。




















































