日産の最新「コンパクトハッチ」がスゴイ! 世界初の「エンジン制御」&メーカー初の“ボディ”や“安全機能”を搭載! 「ノート」を支えている革新的技術とは?
2020年に登場した日産「ノート」3代目モデルには、当時「世界初」や「日産初」の機能や装備が多数搭載されました。一体どのようなものなのでしょうか。
現行ノートには新時代の技術が満載!
日産「ノート」は2005年から販売されているハッチバックモデルで、現行モデルは2020年に登場した3代目です。
パワートレインをガソリンエンジンとモーターを融合した日産の独自の「e-POWER」のみとしている点が特徴となっており、日本自動車販売協会が発表している「乗用車ブランド通称名別順位 2024年1月~12月分」では10万1766台(第4位)の新車登録販売台数を誇るなど、人気の車種であることがうかがえます。
そんなノートですが、実は「世界初」や「日産初」の技術が搭載されているのです。

まず現行モデル発売当時に世界初であった技術として挙げられるのは、ロードノイズの状況を把握し、エンジンを制御する技術です。
これは、ロードノイズが大きい道を検知して、その発生しているロードノイズの中にエンジン音を隠すことができる仕組みです。
音を隠すことでエンジン音を感じにくくさせながら、バッテリーを充電することが可能となり静粛性に繋がっています。
ロードノイズが大きい時にエンジンを始動させ、反対に滑らかでノイズが少ない路面に差し掛かるとエンジンを作動させる頻度を少なくすることで、ロードノイズが少ない道でエンジン音を気にすることなく、より静かな車内空間を提供します。
次に、日産車で初めて採用された「1470MPa級の超ハイテン材」が挙げられます。
ハイテン材とは高い強度(引張強さ)を持つ鋼材のことで、高張力鋼板と呼ばれます。
特に1470MPa級の超ハイテン材を使用するには高度な技術が必要とされます。
この超ハイテン材は、カーボン含有量が多いために切断時の残留応力が原因で微小亀裂が発生しやすく、さらに水素の影響で長期間の使用後に破損するリスクが懸念されていました。
しかし、日産は切断刃の角度や加工条件を最適化することでこの問題を克服。
ノートではこのハイテン材を車体骨格に用いており、軽量化と衝突安全性を高い次元で両立させているのが特徴です。
さらに、ノートでは日産の日本市場向け車両として初めて、バンダイナムコエンターテインメントと共同開発した「情報提示音」が導入されました。
日常的に運転していると、半ドアやシートベルトの未装着、シフトの切り替え時など、さまざまな場面でクルマがドライバーに音で情報を伝えています。
ノートでは、ゲーム業界で培われた音作りのノウハウを活用し、より直感的で分かりやすい情報提示音を実現しました。
ゲームでは、プレイヤーに重要な情報を瞬時に伝えるために音が巧みに使われます。
例えば、緊急性の高い状況では速いテンポの音、深刻度の高い問題では低い周波数の音が使われることが多く、これによりプレイヤーは即座に状況を把握できます。
この手法をノートにも応用し、重要度に応じた音色の差別化を行いました。
また、情報提示音の効果を最大限に引き出すため、専用のスピーカーが新たに開発されました。
通常のオーディオスピーカーとは異なり、情報提示音専用スピーカーをダッシュボードに配置することで、通知音と車内の音楽が混在しないよう工夫されています。
※ ※ ※
このように、ノートには最新技術が数多く盛り込まれており、安全性や快適性の向上に大きく貢献しています。
今後の進化にも期待が寄せられる、魅力的な1台と言えるでしょう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。