トヨタ「新型スターレット」!? シエンタ顔の「超コンパクトカー」に!? 実質“パッソ後継”かもな「新モデル」を大胆予想したCGがイイ

グラフィックデザイナーのセオ・スロットル氏が次期型「スターレット」を予想してCGで作成、公開しています。どのような仕上がりなのでしょうか。

新型スターレット!?

「トヨタのスターレット復活か!?」。
 
 そんな記事を読んだオートモーティブ・バーチャル・チューナーのセオ・スロットル氏が次期型「スターレット」を予想してCGで作成、公開しています。

こんなかわいい顔もイイ!(Photo:Theottle)
こんなかわいい顔もイイ!(Photo:Theottle)

 スターレットは、1970年代から1990年代にかけてトヨタのエントリークラスを担っていたコンパクトカーです。

 1999年8月に登場した世界戦略車「ヴィッツ(グローバル名:ヤリス)」によって約四半世紀にわたる歴史に幕を下ろしましたが、2020年に南アフリカで復活。

 スズキがインドで生産している「バレーノ」というコンパクトカーをトヨタの販売網で展開する、いわゆるOEM(相手先ブランドによる生産)車としてスターレットが販売されています。

 今回、セオ・スロットル氏が制作した次期型スターレットのベース車両は、マレーシアで製造されるダイハツ「AXIA(アジア)」。マレーシアのニーズを徹底的に分析・追求した5ドアハッチバックモデルです。

 ボディサイズは全長3760mm×全幅1665mm×全高1495mm。ヤリスよりひと回り小さく、かつて日本で販売されていたスターレットと同じくらいのサイズ感で、1リッターエンジンを搭載しています。

 そんなアジアにセオ・スロットル氏はトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」のデザイン要素を盛り込みました。

 ヘッドライトとフロントバンパーはシエンタのものを移植、加工しています。リアは、インドで生産されているスズキ「アルトK10」のバックドアを移植したうえで、テールランプをシエンタのヘッドライトに通じるデザインにして、前後のバランスをとっています。

 ホイールを大径化して、それに伴いホイールアーチを加工しているので、踏ん張り感が効いており、走りの良さも伝わってきます。

 トヨタのエントリーモデルは2004年からヴィッツ(ヤリス)に代わって「パッソ」が担っていましたが、そのパッソは昨年、販売終了となりました。

 もしスターレットが復活するとしたら、パッソの実質的な後継という見方が有力のようです。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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