トヨタのアイルランド法人は2024年9月23日、「National Ploughing Championships」（全国耕作選手権、会期9月17日〜19日）で新型「ランドクルーザー」（日本名「ランドクルーザー250」）を公開したと発表しました。

　人口約515万人のアイルランドを代表する恒例イベントとして1931年から毎年開催されている全国耕作選手権は、農業用トラクターのレースからブーツ投げまで多種多様な競技が行われる、秋の風物詩です。

　農業関連機器の見本市も行われ、今年は3日間で24万人以上が来場したといいます。

　トヨタはこの全国耕作選手権ブース出展し、近日発売予定の新型ランドクルーザーを出品しました。

　ランドクルーザーは1951年に登場した通称「トヨタ・ジープ（BJ型）」をルーツとする、本格四輪駆動車です。現在、大きく分けて3つのシリーズが展開されており、そのうちの中核を担うのが今回公開されたモデルとなります。

　時代とともに高級・豪華路線にシフトしてきた従来型を本来の姿に戻すべく、新型は原点回帰をキーワードに開発されました。

　ボディサイズは全長4925mm×全幅1980mm×全高1935mm、ホイールベース2850mm、最低地上高225mm。

　アイルランド仕様に搭載されるパワーユニットは2.8リッターディーゼルエンジンです。8速ATを組み合わせており、最高出力204HP・最大トルク500Nmを発生します。

　グレードは標準モデルと充実装備の「プラチナム」の他、発売記念の特別仕様車「ファーストエディション」が用意されます。ファーストエディションは円形ヘッドライトとホワイトルーフが特徴で、レトロな雰囲気となっています。

　発売は近日中を予定しています。なおアイルランドでは日本名でいうところの「ランドクルーザー70」と「ランドクルーザー300」はラインナップされていません。