2024年9月13日にスバルは「クロストレック」の一部改良モデルを発表しました。

　クロストレックは、コンパクトなサイズながら本格的なSUV性能を備え、都会からアウトドアまで幅広いシーンで活躍するスバルのクロスオーバーSUVです。

　日本市場では、初代は「スバル XV」として2012年に発表されました。

　現行モデルとなる3代目は、2022年にデビュー。

　これまでの個性的なデザインをさらに強調し、走行の質感や利便性、安全性を大幅に向上させています。

　さらに「自動車安全性能2023ファイブスター大賞」を受賞するなど、安全性能で高い評価を得ています。

　そして、今回の一部改良では、新たなボディカラーが追加されたほか、インテリアの質感向上および機能の拡充が図られました。

　ボディサイズは全長4480mm×全幅1800mm×全高1550-1575mm、ホイールベース2670mm。

　エクステリアは、黒い樹脂素材パーツを用いたフロントグリルやフェンダー周りなどに立体的で力強い専用デザインを採用するとともに、最低地上高200mmを確保したスタイルが特徴的です。

　ボディカラーには新たに「デイブレイクブルー・パール」を追加し、ユーザーの選択肢を広げました。

　インテリアには、車両システムの設定変更やオーディオ、ナビゲーションシステムなどの機能を集約させた11.6インチマルチインフォメーションディスプレイをインパネ中央に採用。

　くわえて一部改良モデルでは、信号待ちなどの停止時に、ブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持する機能であるAVH（オートビークルホールド）ボタンをホームボタン付近に配置し、使い勝手が向上しています。

　また、オーディオレス仕様である「Touring」グレードに、上級モデルである「Limited」グレードと同様の、シルバー加飾付きのシフトレバー、ピアノブラック調シフトパネル、シルバーステッチシフトブーツが装備され、内装の質感が高められました。

　さらに、スバルのコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」には、スマートフォンアプリでクルマのエアコン操作ができるリモートエアコン機能と、マイカー検索にハザード点滅機能を追加。

　より利便的なクルマへと進化しています。

　パワートレインは、全グレード2.0リッター水平対向エンジンにモーターを組み合わせたスバルのハイブリッドシステム「e-BOXER」に、トランスミッションはスバル独自の「リニアトロニック」を採用。

　駆動方式はFFと4WDが用意されています。

　特に4WDモデルには、クロスオーバーSUVであるクロストレックの最大の特徴となる「X-MODE」が搭載され、「DEEP SNOW・MUD（深雪・泥）」と「SNOW・DIRT（凍結・土）」の2種類のモードから路面状況に合わせて選択することで、悪路脱出時の駆動力を適切に制御してくれます。

　なお、一部改良されたクロストレックの価格（消費税込）は、293万1500円から344万8500円です。