超パワフルな新型「1人乗りモデル」初公開! “極太トルク”で走る「謎のマシン」の正体は? トヨタL&F「最新モデル」の特徴とは
トヨタL&Fが、開発中の「自動運転トーイングトラクター」による“自動運転レベル4”での試験運用を実施しました。一体どんなクルマで、どのように使われるものなのでしょうか。
最新テクノロジー満載した「謎の車両」の正体とは?
豊田自動織機の社内カンパニーであるトヨタL&Fは、全日本空輸(以下、ANA)と協力し、開発中の「自動運転トーイングトラクター」による国内貨物搬送を想定した“自動運転レベル4”での試験運用を、2024年7月1日から7月19日にかけて国内で初めて羽田空港の制限区域で実施しました。
「トーイングトラクター」とは、空港での飛行機や貨物の“けん引”作業や搬送作業、あるいは製造業での貨物を運ぶ作業といった、幅広いシーンで活躍しているクルマです。
これまでもトヨタL&FとANAは、国土交通省航空局による航空イノベーション推進の一環として、自動運転トーイングトラクターのレベル4での実用化に向け、九州佐賀国際空港、中部国際空港、羽田空港において、実際に航空機に搭乗するユーザーの手荷物や貨物が搭載されたコンテナを搬送する、レベル3での実証実験を重ねてきました。
今回行われた試験運用は、多くの航空機や様々な空港支援車両が混在する国内最大規模の羽田空港において、自動運転トーイングトラクターが「貨物コンテナを牽引した状態で安全かつスムーズにレベル4自動走行が可能かどうか」の検証や、「駐機場内や貨物上屋前でのオペレーション上の課題」の抽出などを目的としたものです。
その走行ルートは、国内線第2ターミナルの63・64・65番スポットと東貨物上屋を結ぶ片道約2kmのルートです。
また、使用した自動運転トーイングトラクターは、手動運転も可能で、その際の乗員は1名。自己位置推定や障害物検知システムを高性能化・冗長化し、空港内全域における様々な環境・条件変化に対応できるよう設計されました。
さらに運用面では、効率的なオペレーションの実現を図るための車両の運行管理に加え、駐機場や貨物エリアへの車両搬送指示、現場スタッフの作業項目などの情報を一元化するフリート管理システム(FMS)を新たに開発。
より高い安全性が求められるレベル4の自動走行において、異常時にも迅速に対応できるよう車両の周囲の状況を把握する遠隔監視機能も搭載しています。
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トヨタL&Fは今回の試験運用を通じて、将来的に多数の自動運転トーイングトラクターを導入することを見据えた運用面および経済性の観点での課題抽出を進めていくと発表。
今後も航空イノベーション推進を推し進め、グランドハンドリング業務の人員不足対応や空港業務の持続的な発展に向けて、2025年中の無人搬送(レベル4)の実現を目指し、自動運転トーイングトラクターの実用化に向けた取り組みを行っていくと言います。
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