トヨタ新型「マジェスティ」実車公開

　トヨタのタイ法人は、2024年7月3日から7日まで現地バンコクで開催された新車・中古車の展示即売会「ファストオートショータイランド2024」に高級ミニバン「マジェスティ」を出品しました。

　マジェスティは、日本で「グランエース」という名で販売されているビッグサイズの高級ミニバンです。

　タイにも日本と同様「アルファード」が販売されていますが、あちらは家族持ちのリッチなオーナードライバー向け。こちらは基本的に法人向けというすみ分けです。

　ベース車は日本未展開の300系「ハイエース」です。日本で販売されている200系ハイエースとは異なり、セミボンネット（パワートレイン後端上に運転席が配置され、必然的にごく短いボンネットを持つ車両形状）化されたパッケージングで、エンジンはフロントに配置されているのが特徴です。

　ボディサイズは全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mm、ホイールベース3210mm。乗車定員は4列シート11人乗り（2+3+2+4）で、4列目は左右跳ね上げ式（50：50分割）で格納可能です。参考までに日本のグランエースは3列シート6人乗り（2+2+2）または4列8人乗り（2+2+2+2）となっています。

　パワーユニットは最高出力163ps・最大トルク420Nmを発生する2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、6速ATを組み合わせています。

　バイオディーゼル燃料を20％混合した燃料（B20）に対応し、排出ガス規制「EURO5」にも適合しています。

　今年5月に装備の拡充が図られており、今回のファストオートショーではその2024年モデルが展示されました。展示車のボディカラーはホワイトパールでしたが、ブラックも設定されています。インテリアのカラーはブラックのみです。

　現地での価格は「プレミアム」が198万9000バーツ（約880万円）、トヨタセーフティセンスなど「グランデ」が232万9000バーツ（約1035万円）となっています。