シートベルトに付いてる「謎の丸ボタン」何のため? 無いと困る「便利アイテム」! 意外と知らない「正式名称」も判明!?
クルマに乗るときに必ず使用する「シートベルト」を見てみると、「ボタン」のような丸いパーツが付いています。これは一体何のためのものなのでしょうか。
シートベルトになくてはならないパーツとは?
クルマに乗るときは、運転者のみならず助手席や後部座席の同乗者が「シートベルト」を着用することが義務付けられています。
現在は、ほとんどのクルマに3点式シートベルトが採用されていますが、これはベルトを“たすき掛け”し、肩と腰の両サイドの3点を固定するように装着するタイプのシートベルトです。
そんなシートベルトの腰のあたりをよく見ると、「ボタン」のような丸いパーツが取り付けられていることがわかります。
これは一体何のためのパーツなのでしょうか。
シートベルトにはT字型の金具がついており、「タング」または「タングプレート」などと呼ばれています。このタングプレートを「バックル」に差し込むことで、シートベルトが固定される仕組みです。
そしてシートベルトに取り付けられたボタンのような丸いパーツは、「タングストッパー」または「ストッパータング」と呼ばれます。
名称からもわかるように、タングストッパーはタングプレートが下にずり落ちてしまうのを防ぐために備わるものなのです。
タングプレートはベルトを通すように装備されていますが、止めるものが何もなければ下までずり落ちてしまいます。
そこでシートベルトにタングストッパーを取り付けて、タングプレートが落ちないようにしているのです。
タングストッパー自体は、ベルトの両面から丸いパーツを挟むようにしてベルトに取り付けられており、通常であれば簡単に外れたり壊れたりすることはありません。
ただし、ベルトをドアの間に挟んでしまうなど、強い力が加わった時に取れてしまうことがあり、その場合は修理が必要です。
タングストッパーを取り付けるには、ディーラーに修理を依頼するか、カー用品店やネット通販で入手して自分で直すことも可能。
そこまで難しい作業ではないため、DIYでチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
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タングストッパーとよく似たもので、「シートベルトストッパー」というパーツがあります。
シートベルトストッパーとは、シートベルトをたすき掛けした肩のあたりに装着して、その部分以上にベルトが巻き上げられることを防ぐものです。
用途としてシートベルト着用時に過度に体が締め付けられることを和らげるために装着するほか、妊婦や子供など、通常の締め付け具合では圧迫されすぎてしまうという人が使用する商品です。
シートベルトストッパーはアクセサリーパーツのひとつとして販売されているものですが、シートベルトが緩んだ状態でストッパーを装着すると、シートベルトに備わっている拘束機能が失われてしまう恐れがあります。
事故に遭った際などに、シートベルトを着用しているのに体が投げ出されてしまうといった事態も想定されるため、使う際は十分に注意しましょう。
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