トヨタ次期型「ハリアー」!?

　トヨタが北米など海外で展開する高級SUV「VENZA（ヴェンザ 日本名：ハリアー）」の次期型を、アメリカを拠点に活動するユーチューバーのCarbizzyが予想し、レンダリング（イメージCG）を作成しました。

　現行ヴェンザは、日本で販売されているSUV「ハリアー」の海外仕様です。ハリアーの初代（1997年～）と2代目（2003年～）は北米でレクサス「RX」として展開され、3代目（2013年～）は日本専用車として開発。4代目（2020年～）となる現行型から北米などでヴェンザという名で展開されるようになりました。

　同じGA-Kプラットフォームを採用するグローバルSUV「RAV4」や北米で展開されるSUV「ハイランダー」がラギッドな外観や機能性を重視しているのに対して、ヴェンザはクーペライクな都市型スタイルと高級感が特徴。見た目はかなりモダンな印象となっています。

　歴代ハリアーの流れを知る人からすると次期型の外観デザインはもっと洗練されるのでは、という向きもありそうですが、Carbizzyが予想する次期ヴェンザは「従来のハリアーらしさ」が薄れたようで、むしろ大型グリルなどで押し出し感を強めており、次期ハイランダーとしても通用しそうなフロントマスクとなっています。

　サイドの印象も現行型とはやや異なります。ボディラインの抑揚やエッジが強くなっており、「美しさ」というより「力強さ」を重視した感じ。

　ドア下部にあるウエッジ形状の黒塗りクラッディングが、さらなる躍動感を演出しています。

　リアはワイド＆ローが強調され、バンパーの縦型ライトと大径タイヤ＆ホイールの存在感と相まって、踏ん張り感のあるものとなっています。細かいところでは現行型にはないルーフレールが装着されているのも特徴のひとつです。

　現行ヴェンザ、つまり現行ハリアーは日本人の好みに合わせてデザインされたといいます。それがうまくいったからハリアーは日本で大人気なのですが、Carbizzyの予測レンダリングはそのような事情を汲むことなく、あくまで現地で受けるものを描いたのかもしれません。