新型「2人乗りスポーツカー」実車展示! 25年年初に“1000万円弱”で発売!? 全長4.1m&400馬力超えの「SC-01」が凄すぎる

日本では2025年年初に発売? 価格はどうなる?

 今回の大阪オートサロン2024では、日本における正規代理店を務める「興和商会」がSC-01を出展しました。

 同社は自動車の並行輸入や登録に関する事業を展開する会社です。

 興和商会によれば、日本での発売は2025年の年明けを想定しているとのこと。

 販売台数に関しては年間数百台との野望を語りましたが、現実的なラインとしてまずは年間100台を目指していくそうです。

 価格は詳細が決まっていないものの、800万円から1000万円の間になるのではないかと言います。

 ただ、日本での販売における最も高いハードルは認証段階にあると担当者は話します。

 ナンバープレートをつけて公道を走るためには日本国内の各種基準への適合が必須ですが、中国は自動車の相互承認に関する協定「58協定」(1958年に締結された国連欧州経済委員会:ECEの多国間協定『車両等の型式認定相互承認協定』)の加盟国ではありません。

 もしも加盟国で生産された自動車であれば「相互承認」という形で各国の保安基準に適合するとみなされ、登録は比較的スムーズに進みます。

「SSC」の手がける「SC-01」は「中国初の量産型パイプフレーム車」だという
「SSC」の手がける「SC-01」は「中国初の量産型パイプフレーム車」だという

 ですが、中国は加盟国ではないため、これまで中国で製造された自動車が日本国内を走る例はほんの一握りでした。

 2021年に上陸した第一汽車の高級車ブランド「紅旗」や、2023年より日本でも乗用車を販売する「BYD」はメーカーが主導する日本での販売であるため、適合や認証の各種プロセスもスムーズであったという経緯があります。

 一方でメーカーに頼らない「並行輸入」の場合はその難易度が一気に上がります。

 SC-01の場合はメーカーが正規で日本にて販売する形になり、もうすでに各種手続きも進められています。

 日本で販売するにあたって道のりは険しいですが、スポーツ性重視のBEVは貴重な存在なため、日本国内でも注目を集めることでしょう。

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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