スズキ 新「エブリイ デッキバン」登場! 「ハイゼット」だけじゃなかった!? 「4人乗り軽トラ?」 激レア仕様が誕生したワケ

ハイゼットのデッキバンがあるのに何故エブリイをカスタムするのか

 後ろの隔壁やウィンドウ部分はもちろんトノックスのオリジナルで、スライドドアも問題なく使用できます。

 さらに開閉式のテールゲートまで備えているほどのこだわりようで、積載物の保持のしやすさだけでなく、ボディ強度も確保されています。

 トノックスでは、テールゲートがつかないタイプのデッキバンは、年間100台から200台ほど消防団などで使用する軽消防車用として製作しているので、品質の高さはお墨付きです。

 このように珍しいエブリイのデッキバン仕様ですが、カスタムをした経緯やこだわりのポイントについて、トノックスの担当者は以下のように話します。

「お客様からご依頼があり、このエブリイは背の高いガスボンベを運搬するように製作したクルマです。

 あくまでも純正感を再現し、純正品に見えるように改造した車両となっています。

 弊社は、様々な架装を行っているので、このような改造を得意としています。

 また、フロント上部に赤灯がついていますが、これは緊急時に点灯して走行するため、ガス会社から取り付けてほしいとのオーダーがあったため、取り付けました」

使い勝手バツグンの「エブリイデッキバン」(画像提供:株式会社トノックス)
使い勝手バツグンの「エブリイデッキバン」(画像提供:株式会社トノックス)

 エブリイ デッキバンの隔壁周りやテールゲート周りの処理は、細かくチェックしてもスズキオリジナル車両といっても遜色ない出来栄えです。
 
※ ※ ※

 消費者の要望に応えてさまざまなクルマを提供しているトノックスですが、とくに官公庁向けの警察車両や緊急車両を数多く提供しています。

 トノックスは、街中で見かける消防車や高速道路を走行するパトロールカーの多くを製造している、特装車両製作のスペシャリストといえます。

 そのなかでも今回のエブリイ デッキバンは、日本に数台しか存在しないレアな存在です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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