ダイハツの「最高級車」生産終了に衝撃

　ダイハツは大型セダン「アルティス」の生産を、2023年12月をもって終了しました。
　
　ダイハツのフラッグシップの地位を23年にわたって担ってきた同車の消滅について、SNSなどではどのような反響が見られたのでしょうか。

　アルティスはダイハツの最上級モデルとして存在してきた大型FFセダンで、その中身は歴代いずれもトヨタ「カムリ」をベースとし、トヨタからOEM供給を受けるモデルです。

　初代アルティスは6代目カムリをベースに2000年に発売。

　2012年に登場した4代目アルティスはが9代目カムリをベースとし、ダイハツ初のハイブリッド車として歴史的なデビューを飾りました。

　2023年12月に生産終了した最終型のアルティスは、2017年に登場した5代目モデル。

　ボディサイズは全長4885mm×全幅1840mm×1445-1455mmと、国内で展開されるダイハツ車で最大となる堂々とした体躯を備え、当時最新のTNGAプラットフォームの先進運転支援機能を搭載したことで、高い走行性能と安全性能が特徴でした。

　しかし2023年11月に、トヨタがカムリの国内販売を終了すると決定し、それに合わせてアルティスも同様に後継モデル無く生産終了する流れとなったのです。

　ダイハツはアルティスの販売について、販売店での在庫が無くなり次第販売も終了すると発表しており、購入を希望する人は販売店に在庫の有無など詳細を尋ねる必要があります。

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　23年の歴史を持つアルティスが生産終了したことについて、SNSなどには「アルティスの消滅とても残念です」「セダン好きのダイハツオーナーは今後何に乗れば良いのでしょうか？」などの、ダイハツファンからの悲痛な投稿が寄せられました。

　また、「もうトヨタ車を買ってDIYでダイハツエンブレムに替えようかな…」といった、自家製でOEM風モデルを作ろうとする人も。

　その一方で、「生産終了のニュースで初めて存在を知った！」「地元大阪でも見かけたこと無い」「ディーラーで働いていたけどアルティスが新車で入ってくることは無かった」「もはやナイティスでは…!?」と、同車の珍しさに注目し語り合うコメントも多くありました。

　さらに、「次はOEM車じゃなく完全ダイハツ製でフラッグシップを作って欲しい」「シャルマン復活希望！」「シャレードも良かった」「ダイハツの本当の最高級車と言えばアプローズでしょう」「コンパーノのようなセンス良くお洒落なモデルをまた作って下さい！」など、過去のダイハツの名車を愛するユーザーからのダイハツを応援する熱いコメントも数多く投稿され、軽自動車やコンパクトカーにとどまらないダイハツの魅力とファンの根強さを示しています。