なぜ? 水素で「ピザ」がめちゃ美味くなる!? 水素ピザ窯世界初公開! 食べたら驚いたその食感とは
ピザを焼く石窯といえば基本はガス調理となりますが、今回トヨタとリンナイは水素で調理する新たな石窯を開発しました。
トヨタとリンナイが共同で開発した水素ピザ窯とは
「水素で食べ物が美味しくなる」と言われて食べたピザはまさに美味でした。
2023年10月28日から一般公開される「ジャパンモビリティショー2023」では、そんなグルメも味わえる展示が行われます。
今回、トヨタはリンナイと共同で「HYDROGEN PIZZA OVEN」をモビリティショーで初めて展示しました。
元々、2社は2022年10月4日に「水素調理に関する共同開発」を開始したことを発表しています。
これは、トヨタが静岡県裾野市にて建設を進める「Woven City(ウーブン・シティ)」などで新たな水素の用途のひとつとして水素を燃焼させて行う調理の実証を行うというものでした。
具体的には、調理時にCO2を排出しない水素調理の最も安全で効率的な燃焼方法を検討すること。
また、水素調理が食材に与える味や風味などへの効果を科学的に検証するとしており、この共同開発によって水素の用途拡大と水素による「新たな食の体験」という水素調理の可能性を模索するとし、実際には水素グリルで肉を焼くなどの調理が行われています。
そうした中で今回はピザ窯(以下、水素石窯)以下を新たに製作して、ピザやパンなどをモビリティショーに来場する人達に試食する場を設けたと言います。
この水素石窯のコンセプトについてトヨタは次のように話しています。
「『水素の新たな可能性を広げる』ことを目的に、リンナイと共同開発を開始しました。
とくに今回の水素石窯では『水素でこんな事が出来るんだ』という部分を是非見て、食べて頂き、 水素を身近なエネルギーと感じて頂きたいです。
なお水素石窯はピザ、焼き野菜、パンなどを調理することが可能で、ピザに関しては従来よりも焼き上がる時間が早いです。
その他の特徴としては、水素による火は水蒸気が多く含まれるため、素材のみずみずしさが感じられる他、ガスグリルなどで見られるガス臭がないなどが挙げられます」
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今回は実際にピザとお試しで調理された焼きパイナップルを試食しました。
ピザに関しては、口に入れる前の嫌なガス臭が感じられない他、ひと口食べると具材のみずみずしさやモチモチ感を味わえます。とくに生地の耳部分には硬さを感じられずスルッと食べられました。
また焼きパイナップルについては、従来のものと違いこちらもみずみずしさが印象的で、ガス調理との差を体感出来ます。
なお10月25日-26日のプレスデーではピザが提供されましたが、27日以降ではクロワッサンが提供されるようです。
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