飛行機や船にも「ナンバープレート」は付いてるの? 意外と知らない“クルマ以外の乗り物”の「識別方法」とは!
クルマには「ナンバープレート」が装着されており、これによって一台一台を識別することが可能です。では飛行機や船にも、クルマでいうナンバープレートにあたるものが装着されているのでしょうか。
「飛行機」や「船」にもナンバープレートはあるの?
クルマは車体の前後に取り付けられている「ナンバープレート」で、一台一台を識別できます。
バイクや電動キックボードなども、車体後部にナンバープレートが付いています。
ではそれ以外の乗り物、例えば飛行機や船も、クルマでいうナンバープレートにあたるものが装着されているのでしょうか。
意識して見ないと気づきにくいものですが、実は飛行機にはクルマのナンバープレートと同じように、その飛行機を識別する「機体記号」が各機体に振られています。国際民間航空機関(ICAO)による世界共通のルールです。
機体記号は「国籍記号+登録記号」で構成されています。国籍記号は、日本なら「JA」、アメリカなら「N」、イギリスなら「G」、フランスなら「F」といった具合です。
そしてこの国籍記号の後に、数字とアルファベットを組み合わせた4桁の登録記号が続きます。
必ず数字の後ろにアルファベットが来るルールがありますが、それ以外はどの数字とアルファベットを使っても良いことになっています。また、それぞれの国で独自に命名ルールを設けている場合もあります。
この機体記号は飛行機の特性上、クルマのように「プレート」のような形状で装着することはできないため、主翼や尾翼、胴体面に直接ペイントしたりステッカーを貼ったりするなどして表示します。
空港などで機体記号を探す際は、尾翼を眺めてみると見つけやすいでしょう。
何で外航船のIMO番号について一言も触れてないの?
飛行機の機体番号は国際的に通用するのに対し日本の船舶番号なんて原付のピンクナンバーと一緒でしょう。
外航船には船尾に「船名」「船籍地」「IMO番号」を記載しないと海外には行けませんよ。