ド迫力な「高級ミニバン」が凄い! トヨタ「アルファード」より大きな「トランプチ・E9」って何? 中国で体感してみた
アルファードよりデカい「E9」は実際に乗るとどんな感じ?
インテリアは3列・7人乗りながらもとても広々としており、窮屈さは感じさせません。
フロントには14.6インチディスプレイを備えるほか、上位グレードでは助手席用12.3インチディスプレイに加え、2列目用の15.6インチルーフディスプレイも装備。
それぞれのディスプレイで異なる操作がおこなえるのを特徴としており、中国の消費者層がいかにインフォテインメントを重視するかが、ここから伺えます。
サウンドシステムにはヤマハ製のものを採用しており、下位グレードでは12スピーカー、上位グレードでは16スピーカーの構成になります。
重心が高いミニバンではありますが、運転のしづらさは実際の試乗で感じませんでした。
乗り味は非常に安定しており、またそれは後部座席に座った際も同じなので、足回りの設計は優秀であるという印象を受けました。
また、PHEVなので程よく力強い加速感があるのも良い点です。
2列目の左右独立型キャプテンシートではパワシートに加えてマッサージ機能も搭載しており、その操作はアームレスト先端にあるタッチパネルでおこなう形です。
ですが、そのタッチパネルの解像度自体はあまり高くなく、こういった点でコストダウンを図っているのだと感じました。
ただ、操作性には問題なく、複数パターン用意されているマッサージにはとても癒されました。
後部座席のインフォテインメントをつかさどるルーフディスプレイに関しては、そのGUI(グラフィックユーザインタフェース)がトランプチの下位車種と同じなのが少し気になりました。
同様の大型ミニバンであるジーリーの「ジーカー 009」ではジーカーブランド専用GUIやフォント、グラフィックを採用しており、「ジーカーだけの特別感」を上手に演出していました。
対してトランプチ E9ではフラッグシップモデルであるものの、より小型で下位に位置するモデルとその部分が同じです。
もちろんジーカー 009とは価格帯がまったく異なることを考慮する必要がありますが、それでもこの安っぽいGUIは洗練された外装デザインと少々ミスマッチであると感じました。
グレード形態は「PRO」「冠軍版」「MAX」「宗師」の全部で4つとなります。
「マスター・エディション」とも称される「宗師」では専用のフロントマスクを採用しており、運転支援技術や快適装備もふんだんに盛り込まれています。
中国での販売価格はそれぞれ32万9800元(邦貨換算:約662万1000円)、34万9800元(約702万2000円)、36万9800元(約742万3000円)、そして38万9800元(約782万5000円)となります。
これだけの装備と走行性能を兼ね備えたミニバンとしては安価な部類に入りますので、市場における人気も理解できます。
中国では大型ミニバンへの需要が高まっており、各メーカーともに新たなミニバンを続々と投入しています。
広州汽車のフラッグシップミニバン「M8」も以前より存在していたモデルですが、ここ数年のブームを受けて外装デザインと性能を大幅に刷新させました。
また、電動化の流れに追随するべく投入されたこの「E9」も、広州汽車の電動化計画における重要な役割を担っています。
中国メーカーが新たにリリースするミニバンは、そのほとんどがPHEVかBEVといったEVになります。
トヨタも新型アルファード/ヴェルファイアにPHEVモデルを投入すると予告しており、中国での販売には大きな期待が寄せられることでしょう。
ノアに日野自動車のエンブレムつけたような顔つきの車ですね
E9、でかい!って今更アメ車意識ですか。
アルファードやベルファイヤーがここ十年くらい巷に溢れていますが、私はアンチです。
10年前通勤車としてドライバー付きでエルグラ乗ってましたが、後部座席はオ🅟ション付けてもショボかった、、、、
当時そういう乗り方してた方はほとんどいません、ベンツばかり。
フロントのデザインは、「笑ゥせぇるすまん:喪黒福造」に影響されたのか?といつも笑う。
対向車がこのピカピカミニバンだと、「ドーン」と身構えてしまいますが。