約4000万円の日産「ハコスカGT-R」登場! ほぼ新車状態の内外装が凄い!ボルト1本まで復活させた個体とは
日産「スカイラインGT-R」が3950万円という超高額で中古車市場に登場し話題を集めています。
3950万円の「ハコスカ GT-R」は新車同然のコンディション!
日産「スカイライン」の高性能版である「スカイライン GT-R」は、各世代に多くのファンが存在しています。
そのなかでも「ハコスカ GT-R」は特に人気の高いモデルですが、このほど、3950万円という超高額の1台が中古車市場に登場し話題を集めています。
日産を代表するモデルである「スカイライン」の歴史は1956年にはじまりました。
ただ、初代と2代目は日産と合併する前のプリンス自動車による開発であったため、現代のスカイラインにおけるスポーティなイメージは、1968年に登場した3代目によって確立されたと言えます。
その角ばったボディから「ハコスカ」の愛称で呼ばれる3代目スカイラインには、高性能モデルである「スカイライン GT-R」が1969年に設定されました。
ハコスカ GT-Rは、前期型と後期型、さらには2ドアと4ドアなどいくつかの仕様が存在していますが、それらをすべて合わせた総生産台数はわずか2000台未満です。
そのため、国内外の中古車市場では1000万円を大きく超える価格で取引されることもめずらしくありません。
そんななか、1台のハコスカ GT-Rが日本の中古車市場に登場し、話題を集めています。
鹿児島県にある「オートパンサー」で販売されているこのハコスカ GT-Rは、前期型にあたる1969年式の「PGC型」の4ドアモデルです。
なにより驚くのは3950万円というその価格です。
担当者いわく「おそらく、ハコスカ GT-Rのなかでも最も高額なのではないか」と語るその理由は、この個体が「新車同様」のコンディションであることにあるようです。
オートパンサーがこのハコスカ GT-Rを手に入れたのは、2021年のことであったといいます。
そこからおよそ2年をかけて、内外装や機関系はもちろん、ボルトの1本にいたるまで可能な限り新車の状態を目指してレストアが行なわれました。
すべてのパーツを取り外したうえで再塗装されたボディは、文字通り傷ひとつありません。
前後のライトやバンパーはもちろん、トランクの内部も新車当時の状態がよみがえっています。
当然、インパネやシートといった内装や名機として知られる「S20型」エンジンも、新車同様のコンディションとなっています。
近年では、クラシックカーを現代的な解釈で復活させる「レストモッド」が流行していますが、このハコスカ GT-Rはあくまで当時の状態の再現を目指しており、「レストア」の極地にある1台と言えます。
担当者によれば、「この個体の販売を開始して以降多くのユーザーが見学に訪れている」と言います。
そのなかには、同時代のスカイラインを保有しているオーナーがレストアの参考にするケースもあるようです。
このハコスカ GT-Rは、現在は鹿児島県鹿児島市にあるオートパンサー本店ショールーム内に展示されています。
博物館級のコンディションと言える1台だけに、今後の動向が注目されています。
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鹿児島県随一の在庫を誇るオートパンサーでは、一般的な乗用車からハイエンドのスーパーカーまで多種多様なクルマをあつかっています。
2023年8月現在では、「エンツォ フェラーリ」や「ラ フェラーリ」といった希少なモデルを在庫しているほか、過去には世界限定50台の「GT-R50 by イタルデザイン」を販売した実績もあるようです。
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