2023年8月18日、ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、アメリカカリフォルニア州で行われたモントレー・カー・ウィークにて、同ブランド初のEVとなる新型「ZDX」を世界初公開するとともに、新型「Acura Electric Vision Design Study」を映像にてサプライズ公開しました。
　
　新型Acura Electric Vision Design Studyは、ワイド＆ローな“スーパースポーツカー”のシルエットをまとっているだけに“次期型NSX”との期待がかけられていますが、このクルマについて日本国内でも様々な反響が集まっています。

　新型Acura Electric Vision Design Studyは、アキュラの次世代ハイパフォーマンス・スポーツEVデザインの方向性を示すコンセプトモデルです。

　そのエクステリアは、ワイド＆ローなシルエットで、起伏の激しいグラマラスなボディとなっており、まるでレーシングカーのような形状。フロントとリアにあしらわれた車幅いっぱいに広がる横一文字のネオングリーンのライトが目を引きます。

新型Acura Electric Vision Design Studyについて公開されたのはデザインの一部だけですが、ホンダは過去2022年4月12日に「四輪電動ビジネスの取り組みについて」発表をしていました。

　この中では、各市場におけるEV展開について、現在から2020年代後半までに主要地域ごとの市場特性に合わせた商品を投入すると明かしており、2030年までには、軽商用からフラッグシップクラスまで、グローバルで30車種を展開し年間生産は200万台を超える計画を発表していました。

　また、スポーツモデルに関しては、「スペシャリティ」と「フラッグシップ」というふたつのスポーツモデルをグローバルへ投入していくことを名言しており、同モデルの黒いカバーがかけられたティザー画像が公開されていました。

　当時そのスタイリングから、“次期型NSXなのでは”と話題になりましたが、今回登場した新型Acura Electric Vision Design Studyもその形状と近しい部分があります。

　そんな影響もあってか、新型Acura Electric Vision Design Studyが“次期型NSX”かもしれないという期待の声も多く上がっており、SNSなどでは同モデルについて様々な反響が集まっています。

　一番多く見られるのは、「シルエットだけだけどちょっと期待出来そう」「これはホンモノのスーパーカー」「カッコイイ」などデザインに対する称賛の声です。

　また、「NSXが帰ってきたか」「これは次期型NSXに期待」と、やはりこのクルマが、次期型NSXのデザインとなるという期待の声も多く聞こえます。

　一方「NSXだとしても普通には買えない金額設定になるのだろう」「ホンダにだけは完全電動とかやってほしくなかったな」「ホンダらしさが失われてしまった」など悲観的な意見も一定数見られます。

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　様々な意見が飛び出した新型Acura Electric Vision Design Studyですが、アキュラ エグゼクティブ クリエイティブ ディレクターのデイブ マレック氏は、以下のように説明しています。

「ロサンゼルスのアキュラ デザイン チームは、EV時代における新たなクルマづくりのスローガン『アキュラ プレシジョン クラフテッド パフォーマンス』の未来を夢見ています。

　この最新の完全電動ハイパフォーマンスモデルは、スタジオの全員に限界を押し上げる意欲を与えております」

　このデザインが、今後アキュラや将来のホンダ車に影響を与えることは間違いなさそうです。