誰もが1度は見たことある?…「謎の小鳥」が4羽乗った“車止め”の名前は? その知られざる誕生秘話とは
ピコリーノはどこで会える?
ではピコリーノはどういった場所に設置されることが多いのでしょうか。これについて、前出の担当者は以下のように話します。
「車止めは一般的に、公園の出入口、駐車場、店舗の前、歩道と車道の間などで、『ここから先はクルマが入れません』と注意喚起する意味で使われます。
ピコリーノも同様ですが、特に公園が多いです。開発の経緯通り子どもが座らないようにするための目的ですね。
実は広島市のある保育園には、駐車場と園庭の間にピコリーノが19基設置されています。
設置した理由は、普通の車止めだと子どもたちがのぼったり鉄棒代わりにしたりして危ないからです。
そこは園の送迎バス乗り場から建物までの通路になっているので、子どもたちが朝夕小鳥たちに挨拶をしながら通ってくれているそうです」
このほか、反響や実際に届く声について、担当者は以下のように話します。
「『かわいい』『こんな素敵な名前があったんですね』といったお声や、『ピコリーノのある近所の公園を小鳥さんのいる公園と呼んでいました』『通るたび娘がいつもなでています』とうれしいお声をいただきます。
皆さんの思い出の中にピコリーノが登場することが嬉しいです」
※ ※ ※
公園などで見かける小鳥の止まった車止めには、思いもよらぬ誕生秘話が存在しました。
街中で「ピコリーノ」を探してみると、意外と身近なところにあるかもしれません。
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