どうする日産!? 相次ぐ新型高級ミニバンの登場! “元祖”「エルグランド」にモデルチェンジはあるのか?
トヨタが「アルファード」「ヴェルファイア」をフルモデルチェンジし、レクサスも新規参入を表明するなど、いま高級ミニバン市場が盛り上がりをみせています。そんななか、カテゴリーのパイオニアである日産「エルグランド」はどうなっていくのでしょうか。
各社が新型高級ミニバンを導入するなか「どうする日産」!
日産「エルグランド」は、国内におけるフラッグシップモデルに位置するLクラスミニバンで、1997年に登場した初代は「高級ミニバン」というカテゴリーを創造したパイオニア的存在です。
現行型は2010年に登場し13年目に突入。たび重なる改良を重ねながら生産を続けていますが、ライバル車が刷新を行うなか、今後エルグランドはどうなっていくのでしょうか。
エルグランドが開拓した高級ミニバンの市場ですが、トヨタが2002年に「アルファード」が、2008年には「ヴェルファイア」をそれぞれ新規導入し、市場規模も拡大させました。
2013年には、ホンダが5代目「オデッセイ」を上級化し市場に参入を果たしたことで、3メーカー間の戦いもさらに激化することに。
オデッセイは2021年、生産工場閉鎖の都合により販売を終了してしまいましたが、生産拠点を中国に移して2023年冬に約2年ぶりの復活を遂げることを明らかにしています。
さらに高級ブランドのレクサスが2023年4月、中国・上海モーターショーで世界初公開した高級ミニバン「LM」を、2023年秋頃に国内でも導入することを発表し、話題を呼びました。
このように高級ミニバンカテゴリーが大いに盛り上がりをみせる2023年、トヨタは6月21日にアルファードとヴェルファイアを約8年ぶりにフルモデルチェンジさせました。
質感を高めた内外装とともに、新プラットフォームをベースに走行性能や燃費をアップさせるなど、全方位で刷新を図っています。
こうなると気になるのが“元祖”日産の去就でしょう。
日産では2022年11月、エルグランドの弟分となるMクラスカテゴリーのミニバン「セレナ」を6年ぶりにフルモデルチェンジしています。
歴代モデルが継承してきた広い室内や使い勝手の良さはそのままに、最新技術を投入したADAS(先進運転支援機能)を充実させているのが、今回のフルモデルチェンジ最大の見どころです。
特に、先代セレナから採用が始まった「プロパイロット」を標準装備化し、さらにアップグレード版の「プロパイロット2.0」を新搭載した点は、ライバルに対する大きなアドバンテージとなりました。
手放し運転の「ハンズオフドライブ」と「車線変更追い越し支援」が備わるプロパイロット2.0は、日産のなかでも新型セレナと、電気自動車のクロスオーバーSUV「アリア」のみが装備する最先端の技術なのです。
加えて新型セレナは、環境性能に優れたハイブリッドシステム「e-POWER」も搭載しますが、エルグランドにはこうした電動化モデルの設定もありません。
このように様々な面で、フラッグシップのエルグランドがセレナに見劣ってしまう状況は好ましいものではなく、早急な刷新が待ったなしの状況といえます。
しかし残念ながら現時点で、日産はエルグランドのモデル改良や刷新に関する発表は行っていません。
折しも2023年秋、これまで2年に1度、秋に開催されてきた恒例のクルマイベント「東京モーターショー」に代わり、「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー) 2023」として、装いも新たに開催されます。
次世代のモビリティが各社から出展されるなか、メーカーを代表するフラッグシップの刷新は大きな話題を呼ぶでしょう。
日産の英断を大いに期待したいところです。
高級ミニバン市場をトヨタがか浚っていったかのような内容ですが、日本医ミニバンを火tロメ他のはマツダボンゴであり、ハイエ-スです。そしてその後、エステマが、MPVなど登場し、3ナンバ-車が受け入れられたのではないのかな
もし新型を出すなら、高級ミニバンが人気の中国市場での販売も視野に入れないといけないんじゃないか?
日本専売モデルとしては、フルモデルチェンジは不可能だと思うよ。