アースカラーのオシャなカスタムカーに「欲しい」の声も

　三菱自動車工業（以下、三菱）が2023年5月に発売予定の新型軽自動車「デリカミニ」について、くるまのニュース編集部がSNS上でユーザーアンケートを実施しました。

　多くのコメントが寄せられるなか、1月開催の東京オートサロン2023会場で先行公開されたコラボモデルに注目が集まっています。

　東京オートサロン2023で初披露された新型デリカミニは、誕生から50年以上の歴史を誇る三菱を代表するブランド「デリカ」の名を継承し、クロスオーバーミニバン「デリカD：5」の弟分という位置づけとして5月にデビューする予定です。

　1月から先行予約を受け付けしていますが、三菱によると3月5日時点で約7000台の注文を集めたといい、正式発売を前に早くも好調な立ち上がりであることがわかります。

　新型デリカミニのコンセプトは「Reliable ＆ Active Super Height Wagon（頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン）」。

　ゴツさと愛嬌を共存させた「カッコかわいい」フロントマスクをはじめ、SUVテイストの力強いデザインや大径タイヤなど、アウトドアに映える個性が特徴。さらに、広い室内空間と高い実用性や、アウトドアから日常までを支える走行性能、安全装備なども備えるといいます。

　そんな新型デリカミニについて、SNS上で3月上旬にアンケートを実施したところ、様々な期待の声が集まりました。

　フリーコメントでは「カッコいい」「ヘッドライトが印象的」「小さいけどしっかり“デリカ”を感じる」「力強い」など、デザインに対する評価がおおむね好評で、回答者の64.5%が「欲しい」と答えていました。

　また、購入した場合の用途についての質問では「通勤・通学・買い物など日常用途」（48.4%）に続き、「車中泊やキャンプなどのアウトドアレジャー」と選んだ人が32.3%を占めているのも、新型デリカミニのキャラクターを物語っています。

　三菱は、先行公開したカスタムカーイベントの東京オートサロン2023会場で、市販予定車に加え、新型デリカミニをベースとしたカスタムカー2モデルを参考出品しています。

　ひとつは、デリカ専門店などが手がけたカスタムアイテムを満載したハードな仕様の「SNOW SURVIVOR（スノーサバイバー）」。

　もうひとつが、キャンプ用品などのアウトドアブランドとして知られる「Coleman（コールマン）」とコラボレーションした「新型デリカミニ × Coleman（デリカミニ ミーツ コールマン）」でした。

　最新のコールマン製品と相性の良いグレーとベージュを掛け合わせた流行りのアースカラー「グレージュ」をボディカラーとし、ボディサイドにはランタンロゴマークをあしらった外観を特徴とし、車内には1人用の車中泊ベッドキットも搭載されています。

　なお三菱では今後も、コールマンとのコラボレーションを実施していくとし、例えば新型デリカミニの先行予約を入れたユーザーに対し、オリジナルの「コールマン×DELICA MINI コラボLEDランタン（大小セット）」を購入特典のプレゼントとしています。

　東京オートサロン2023に出展されたグレージュカラーのカスタムカーが魅力的に映ったようで、アンケートの自由回答の中には「コールマンコラボモデルを商品化して欲しい」といったコメントも見られます。

　さらには「予約済みだが、本当はコールマンとのコラボモデルが欲しかった」とのコメントもあり、ユーザーにとっても、人気のアウトドアブランドが憧れの存在となっている様子もうかがえます。

　今後こうしたユーザーからの反響を受けて、コラボモデルの市販化が実現する日も来るかもしれません。

　新型デリカミニ正式発売後の動向についても、引き続き目が離せないところです。