2023年2月14日、トヨタ車およびレクサス車に向けたカスタムパーツなどの開発・販売をおこなうトムスは、現FIA世界ラリー選手権（以下、WRC）ドライバーの勝田貴元選手がプロデュースするスポーツモデル「GRカローラ Type TK」を発表しました。

　GRカローラ Type TKは、トヨタのスポーツカー新型「GRカローラ」をベースにさらなるパフォーマンスの向上を実現したカスタマイズモデルで、トムスと勝田選手のコラボレーションモデルとしては2021年に発売した「GRヤリスType TK」に次ぐ第2弾にあたります。

　今回発表されたGRカローラ Type TKのスタイリングは、機能的でありながらアグレッシブなWRCマシンのデザインをモチーフとしており、レースの現場やパーツ開発で培われてきたトムスの技術力と勝田選手のこだわりが随所に具現化しています。

　開口部を拡大したフロントバンパーはエンジンやブレーキへの冷却効率を向上。さらに大型カナードとサイドフィンを追加したことで、路面状況にとらわれない安定した操縦性を追求しました。

　また、GRカローラ Type TK最大の特徴となるのが5本出しマフラー「トムスバレル」です。専用のリアディフューザーと相まって排気効率の大幅向上を達成し、さらにリアスタイリングの迫力アップにも大きく貢献しています。

　その他にもボディ全体のバランスを図るため、サイドディフューザー、リアルーフウイングも現在開発しているとトムスは説明します。

　このコラボレーションモデルの発表について、勝田選手は以下のようにコメントしています。

「見た目もかっこよく、元々楽しいGRカローラがさらに楽しいクルマになると思うので、私自身楽しみで仕方ありません。多くの方に乗っていただき、クルマの楽しさを感じていただけたら嬉しいです。」

　GRカローラ Type TKの価格はまだ公表されていませんが、発売日は2023年秋頃を予定しており、先行予約の受付を2023年3月1日より開始します。

　また、売上の一部は第1弾のGRヤリスType TKと同様に、今後の勝田貴元選手のモータースポーツ活動に充てられるということです。