日産が「セドリック顔ミニバン」初公開! 存在感凄いアウトドア仕様! 30代独身男性に向けた凄いヤツを愛知校が来月お披露目へ

東京オートサロン2023に出展する日産愛知自動車大学校はセドリック顔のミニバンをお披露目します。どのような特徴があるのでしょうか。

個性的なミニバンカスタムカーをお披露目

 世界最大級のカスタムカーショーといわれる「東京オートサロン」は毎年新車やカスタムカーが登場することもあり、人気の高いイベントです。
 
 次回の東京オートサロン2023で、日産愛知自動車大学校は個性的なミニバンカスタムカーをお披露目するといいます。

こりゃすげぇ! セドリック顔のセレナ爆誕! 学生が製作した「セレナ もくもくキャンパー」(画像提供:日産愛知自動車大学校)
こりゃすげぇ! セドリック顔のセレナ爆誕! 学生が製作した「セレナ もくもくキャンパー」(画像提供:日産愛知自動車大学校)

 日産は全国各地に自動車専門学校を展開しており、北の栃木校から横浜校、愛知校、京都校、愛媛校という全5校が存在します。

 そのなかで、東京オートサロン2022に「シーマSUV」、東京オートサロン2023に「フェアレディX」という話題のモデルを展示するのが京都校で、2022年12月現在に同校のSNSでは製作課程が投稿されています。

 その一方で東京オートサロン2023に愛知校のボディマスター科は、驚くようなカスタムカーをお披露目します。

 製作を担当するボディマスター科は、カスタムだけを学ぶ学科ではなく3年コースの内、最終の1年で通常の板金・塗装技術を身に付けて頂く学科となり、「通常の板金や塗装が出来なければ意味がない!あくまでも職業として実践で働ける・活かせる技術を学ぶ」というこだわりがあるようです。

 そんなボディマスター科が製作するミニバンカスタムカーの名は「セレナ もくもくキャンパー」と名付けられています。

 この車名の由来について同校は「このクルマは黙々と気兼ねなしに、独身貴族が自由な時間と空間を謳歌する車両としましたが名前はファニーな受け狙いもあり、かわいらしいネーミングにしました」と説明しています。

 またコンセプトについては「1人で休日を最大限に楽しめるクルマをコンセプトに製作しました。 どこにでもいける、キャンプをすぐに楽しめるクルマ。休日の自由な時間をより自由に使うためのツールです。 縛られた日常から解放されましょう! 自然を満喫しながら『遊び・味わい・眠る』心ゆくまで自分でいられるクルマをこのセレナで提案します」といいます。

 では、このような個性的なセレナ もくもくキャンパーはどのようなユーザーをターゲットにしているのでしょうか。

 同校は「この車両のコンセプトの根本は、学生が尊敬しているCM科担任に『喜んでもらえるクルマを作ろう!』がコンセプトでした。しかしそれでは、ターゲット層が薄すぎる為、そこから企画を練り、30代独身男性が、1人で快適なアウトドアライフを満喫できる車両としました」

 そうして製作が進められているセレナ もくもくキャンパーの見た目は、フロント部分に「セドリック(Y33)」の顔面らしさを表現するために同車のヘッドランプを加工して装着しているほか、ワンオフバンパーやフード、グリルを採用。

 さらには、「ラフェスタ(B30)」のガラスルーフを移設し、ルーフキャリア、リアラダーに加えて特徴的な「はね上げ式右リアドア」を採用しました。

 アピールポイントについて同校は「キャンプやアウトドアに振り切った車両です。跳ね上げサイドドア・2/3をガラス張りにしたルーフ・エアコンを車内換気システムへ変更。外観は、名車(Y33セドリックの顔面)をベースに自分たちで大幅にモデファイしたデザインに変更など板金塗装の技術を駆使した車両です」と話しています。

 また制作を通じて大変だったことについて、次のように話しています。

「すべて大変です!(製作期間は実働で52日です。)

 3年コースでの最後の1年で事故をした板金車体整備の学習を4月から9月にかけて基本的な修理技法を学習します。

 そして10月から東京オートサロン出展へ向け、短い期間での、納期意識の醸成・板金修理技術向上・思考力の向上を図ります。

 さらにコミュニケーション力など教育ツールとしての大変さと、学生それぞれの技術レベルに合わせた内容で進んでいるところは、教員のスキルが問われるところです。

 我々の目指すレベルは、職業として、修理技術を身に付け即戦力として活躍できる人材を育成することです。

 車両製作で大変だったところは、『跳ね上げサイドゲート製作(溶接・板金スキル)』、『ラフェスタルーフを加工し取り付け(大事故などを起こしたときの修理技法・カット交換・溶接技術)』。

『Fバンパー・ボンネット・Fフェンダーなど、Fマスクの大幅製作(板金面出し・パテ作業)』、『アルミパイプを使った、ルーフキャリア(溶接技術・アルミニウムの特性)』など技術的に高いスキルが要求される部分です」

※ ※ ※

 なお、今回のセレナ もくもくキャンパーは21人で企画から議論をおこない製作まで進めてきたといい、製作においては、各班ごとに製作パートを決め取り組んだようです。

 2022年1月13日から15日まで千葉県・幕張メッセで開催される東京オートサロン2023で、完成したセレナ もくもくキャンパーがお披露目されます。

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1件のコメント

  1. シーマSUV、カッコ良いです。

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