アキュラが「ZDX」の開発車両を公開

　ホンダが海外で展開する高級ブランド・アキュラは、2022年12月20日に同社初のEVとなる新型「ZDX」の開発テストの模様を公開しました。
　
　2023年にも正式発表されると見られる新型ZDXは、どのようなクルマなのでしょうか。

　新型ZDXは、アキュラ初の市販EVとなるSUVモデル。2022年のモントレー・カー・ウィークで発表したコンセプトカー「Acura Precision EV Concept（アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト）」の新しいデザイン・テーマをベースに誕生する模様です。

　ゼネラルモーターズ（GM）と共同開発した「アルティウム」バッテリーを搭載し、ハイパフォーマンスモデルである「Type S」も設定される予定です。

　今回公開されたのは、そんな新型ZDXの開発車両とその進捗を報告するもの。アキュラによれば、新型ZDXおよびZDX Type Sの開発は、実環境での走行試験に移行し、順調に続けられているとのことです。

　走行試験では、SUVのダイナミクスと全体的なドライビング体験を最適化するために、厳格なテストとチューニングがおこなわれているようです。

　公開されたZDXの開発車両は、特注の「Type S」柄のカモフラージュで覆われ、詳細は不明ですが、前述のAcura Precision EV Conceptとの共通点も多く見られます。

　アキュラでは新型ZDXを2023年に正式発表し、2024年より発売する予定とすでに公表しており、正式なデビューに期待がかかります。