なぜ「女性ありき」の新型車減った? 昔はアルトに「麻美スペシャル」存在も! 時代の変化で何が変わったのか

1980年代と2010年以降では同じ「女性」をターゲットにした新型車でもその手法に変化があるようです。実際にスズキやダイハツなど昔から今に至るまで女性をターゲットにしたクルマ作りにはどのような変化が見られているのでしょうか。

かつてはピンクな内装の「女性向け」モデルがあった?

 1980年代には、ピンク色の内装やバニティミラーなどを備えた「女性向け」のモデルが存在していました。
 
 一方、最近ではそうしたモデルをあまり見ることはありません。そこにはどんな事情があるのでしょうか。

かつてはイメージキャラクターの女優・小林麻美さんを起用した「麻美スペシャル」まで存在した(画像は同型の標準仕様)
かつてはイメージキャラクターの女優・小林麻美さんを起用した「麻美スペシャル」まで存在した(画像は同型の標準仕様)

 女性の社会進出が進んだ昨今では、政府や国の主要なポストに女性が選ばれることも多くなりました。

一部では、まだまだ不平等が残っているという指摘はありますが、かつてに比べれば状況はかなり改善しているといえます。

 一方、現在販売されているクルマを見ると、かつてほど「女性向け」であることを積極的にアピールしたモデルやグレードは少なくなったように思われます。

 もちろん、マーケティング上のターゲットが女性であったり、結果的に女性に支持されるようなモデルやグレードはありますが、男性が購入したり運転したりすることをためらうようなものはほとんどありません。

 しかし、1980年代には三菱「ミニカ」の「エコノ マリエ」やスズキ「アルト」の「麻美スペシャル」のような、いかにも女性をターゲットとしたようなモデルも存在。

 これらのモデルには、往々にしてピンク系の内装色が用いられていたり、バニティミラーが標準装備となっていたりするなど、女性が快適に利用できるような装備が搭載されていました。

 とくに「麻美スペシャル」では、スカートを履いた女性がスマートに乗り降りできるように、回転式の運転席が搭載されているほどでした。

 当時はクルマを運転する人の多くが女性だったというわけではありません。また、自動車メーカーの開発担当や商品企画担当に女性が多かったというわけでもありません。むしろ、どちらも現在のほうが女性比率は高まっています。

 女性向けのモデルやグレードが少なくなった背景には、女性が社会進出を果たすようになったことで、社会的な性差、つまりジェンダーギャップが以前に比べて小さくなったという世の中のトレンドの変化があります。

 例えば、「女性はピンクを好む」というイメージは、現代ではあまりにステレオタイプなものといえます。

 もちろん、ピンクを好む女性も少なくありませんが、すべての女性がピンクを好んでいるわけではありません。

 クルマに関しても同様です。「女性は小さいクルマを好む」や「女性やスポーツカーやクロカンは好まない」、さらには「女性は運転があまり得意ではない」というイメージが根強いのも事実ですが、実際には「女性」でカテゴライズすること自体がナンセンスです。

 そもそもほとんどすべてのクルマは、男女問わず安全かつ確実に運転できるように設計されています。

 身長や体型によっては、運転のしやすさに多少の違いがあるかもしれませんが、それは性別による差というよりは個人差といったほうが適切です。

 一方で、これまで女性向けとされてきた装備や仕様の多くは、現代では男性にもマッチするものとなっています。

 例えば、「麻美スペシャル」に用意されていたツートーンの内装は、現代では男女問わず受け入れられるものといえます。

 このように考えると、「女性向け」のモデルやグレードを企画・開発すること自体が、男性中心の考えだったのかもしれません。

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