ハーレーダビッドソンは、Pan America 1250 Special（パン・アメリカ1250スペシャル）とTri Glide Ultra（トライグライド・ウルトラ）をベースにした特別仕様車「G.I. Enthusiast Collection（ジー・アイ・エンスージアスト・コレクション）」を発表しました。

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　1903年に創業され、120年近い歴史を持つハーレーダビッドソンは、かつて第一次世界大戦と第二次世界大戦でアメリカ軍に「WLA」などのバイクを提供してきましたが、新たに公開されたG.I. Enthusiast Collectionは、ハーレーユーザーのユニークな経歴や特別な関心を称えるために作られた特別仕様車です。

　ベースとなったのはハーレー唯一のアドベンチャーモデルであるパン・アメリカと、グランドアメリカン ツーリングのエッセンスをトライクに反映させたトライグライドの2台で、WLAを彷彿とさせるミネラルグリーンデニムデラックスペイントのペイントを採用。

　ハーレーダビッドソンの会長、社長兼CEOであるヨッヘン・ツァイツ氏は、同モデルについて次のようにコメントしています。

「Enthusiast Collectionは、ハーレーダビッドソンのライダーと彼らのユニークなストーリーにインスパイアされたモーターサイクルです。

　ハーレーダビッドソンは、G.I.エンスージアストコレクションでこのプログラムを開始することを誇りに思います。このコレクションは、米国軍に所属している、または現役のハーレーダビッドソンライダーの遺産を称えています。

　この発売を記念して、ゲイリー・ウェッツェル氏とブライアン・”アマロック”・クリットン氏の2人の米国退役軍人にG.I.エンスージアストコレクションモデルが贈呈されます。ウェッツェル氏は、ベトナム戦争で米軍のヘリコプターが撃墜され、敵の猛烈な砲火を浴びた際の英雄的な行動により名誉勲章を受章しています。重傷を負った彼は、反撃を続け、他の負傷した兵士を助けました。ハーレーダビッドソンの熱心なライダーであり、退役軍人問題の活動家でもあります。

クリットン氏はイラクでの任務を含め、10年間米軍に勤務し、現在はWounded Warrior Project（WWP）などの退役軍人サービス団体で活動しています。3月、ハーレーダビッドソンのバイクでジャクソンビルで開催されたムエタイ大会に参加したとき、その直前に発生した3台の自動車事故の車両から煙が上がっているのを目撃したのです。燃え盛る車から女性を助け出すのを他の人が見ている中、彼の直感は行動に移されました。この2人のハーレーダビッドソンライダーは、ハーレーダビッドソン・エンスージアストの精神を体現しています」。

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　数量限定で発売される予定のG.I. Enthusiast Collectionの価格はパンアメリカ1250スペシャルG.I.が2万799ドル、トライグライド・ウルトラG.I.が3万8099ドルとなっています。

提供：バイクのニュース

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