「渡る、渡らない…どっち?」ドライバー困惑? 横断歩道での歩行者側も気を付けたいポイントとは?

歩行者優先の横断歩道ですが、未だ交通違反の増加が絶えず発生しています。では横断歩道を渡る際は、クルマ側・歩行者側それぞれどういった点に気をつけると良いのでしょうか。

事故多発! 改めて気を付けたい横断歩道のルール

 歩行者優先とされる横断歩道は、クルマで通る際十分に注意する必要があります。

 しかし近年、横断歩道の交通違反の増加が問題となっています。

 横断歩道での運転マナーはクルマ側が守ることはもちろん大切です。その一方で、優先とされる歩行者側も交通ルールを守る必要があります。

なかなか無くならない「横断歩道での事故」 改めてルールを確認しよう(画像はイメージ)
なかなか無くならない「横断歩道での事故」 改めてルールを確認しよう(画像はイメージ)

 JAF(日本自動車連盟)が2021年におこなった調査によると、信号機のない横断歩道におけるクルマの一時停止率は30.6%でした。

 前年2020年の21.3%と比べると割合が増えているものの、いまだ高いとはいえないのが実情です。

 道路交通法38条でも定められている通り、クルマは横断歩道や自転車横断帯に近付いた時は、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合を除いて、その前で止まれるような速度で走らければなりません。

 また、歩行者などがいれば横断歩道の直前で一時停止して道を譲る必要があります。

 ひとつの基準として、横断歩道の手前には白線で「ダイヤマーク」が引かれており、これを目安に速度を落とすのも良いでしょう。

 その一方で、歩行者側にも気を付けたい交通ルールがあります。

 警察庁の統計によると、クルマと歩行者との死亡事故のうち、道路横断中の事故が約7割、その事故現場の内訳として横断歩道以外の場所が約7割を占めています。

 このため、警察庁はウェブサイトで、歩行者のルールを以下のように提示しています。

「横断歩道や信号機のある交差点が近くにあるところでは、その横断歩道や交差点で横断しなければなりません。

 また、横断歩道橋や横断用地下道が近くにあるところでは、できるだけその施設を利用しましょう。

 なお、『歩行者横断禁止』の標識のあるところでは、横断をしてはいけません。道路を斜めに横断してもいけません。

 ガードレールのあるところで横断するのも極めて危険です。また、自転車横断帯には入らないようにしましょう」

 ほかにも、横断しようとする歩行者にドライバーが気付かないのは、ドライバーの注意力の問題もありますが、歩行者の渡る意思が分かりづらいというのも、要因のひとつといえます。

 このため、歩行者も横断する時は手を上げるなどの「手上げ横断」や、運転手の目を見るなどして横断する意思をはっきりと伝えることが大切です。

 また、横断歩道でクルマが一時停止をした際、歩行者がクルマに対して「お先にどうぞ」と譲る場合があるかもしれません。

 しかし譲られたクルマが先に通行すると、場合によっては歩行者の横断を妨げたと見なされ、クルマ側は交通違反とされる可能性があります。

 従って歩行者側は、クルマが横断歩道の手前で止まってくれた場合は遠慮せず先に渡りましょう。

 さらに横断歩道付近で横断しない場合は、できるだけ横断歩道の近くに立たないようにすると、良いでしょう。

※ ※ ※

 横断歩道付近を走行する際、クルマ側は周囲をよく確認し減速や一時停止を心がけることが大切です。

 また、歩行者も「歩行者優先だからクルマが止まってくれて当たり前」という意識を持つのではなく、自分の存在や意思をクルマにアピールして未然に事故を防ぐ行動を心がけましょう。

 双方がお互いを思いやって行動することが何より大切といえるでしょう。

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