車中泊は「インフラ確保」が心配!? 電源やトイレはどうすべき? 備えておきたい便利グッズとは
トイレやシャワーの問題はどう解決する?
車載電源からの給電のほかに、車中泊やオートキャンプで最近注目されているのがポータブルバッテリーです。
対応する出力によって、価格は数万円から20万円程度まで幅広くありますが、クルマだけではなく自宅でも使えることから、もしもの場合のバックアップ電源として活躍します。
筆者(桃田健史)が日頃からポータブルバッテリーを使ってもっとも重宝しているのは、車載用の冷蔵庫です。
魚や肉などの要冷蔵の商品を移動先であっても気兼ねなく購入できますし、夏場は冷えた飲み物がとてもありがたい存在だと実感します。
さらに、ポータブル電源と組み合わせることで威力を発揮するのが太陽光パネルです。
出力によって価格は数千円から数万円まで各種ありますが、ポータブル電源への充電はもちろん、USBポートを使ってスマホなどへ直接充電が可能です。
実際、ポータブルとして大型な太陽光パネルを使い、天気の良い日にあたりに障害物がほとんどない平地でiPhoneを充電すると、1時間強でバッテリー残量40%から100%まで充電することができます。
屋外で電気のインフラがまったくない状況で、スマートフォンなど生活必需品に充電できることで、改めて太陽光パネルの存在の大きさを痛感しました。
電気のほかに気になるインフラは、トイレとシャワーです。
上級モデルのキャブコン・キャンピングカーや、本格的キャンピングカーになれば、トイレやシャワーが車内に完備されています。
しかし、普通のクルマでの車中泊をする場合、トイレが近くにある場所で車中泊するか、またはトイレ利用のために移動することになります。
一方で、制限のないオートキャンプ場などでは、車外に簡易トイレを作ることも考えられます。
簡単な方法としては、縦長タイプのポップアップテントのなかにポータブルトイレを置き、排出物が凝固するキットを使って燃えるゴミとして処理する方法です。
ポータブル電源から小型扇風機をつなげば、ポップアップテント内の換気ができます。
実際、筆者はこうした方式で屋外トイレを使っていますが、これら製品は合計1万円以内で揃います。
シャワーについては、手動で加圧するポンプ式ポータブルシャワーが便利。価格は数千円程度で各種販売されています。
シャワーにすることで、ペットボトルなどから直接水を流すより、水の使用料が節約できるだけではなく、キャンプ気分も一気に高まります。そして、ポップアップテントをもうひとつ用意すれば、専用シャワー室にもなります。
なお、自宅からペットボトル数本に水道水を入れておくとシャワー用として使えるほか、電気ポットを使ってお茶を飲むときの飲料水としても活用することができて便利です。
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オートキャンプや車中泊に向けたこのような準備は、災害時の備えにもつながります。
キャンプや車中泊を通して、日常的に防災に対する考え方を家族で話し合う良い機会にもなるでしょう。
Writer: 桃田健史
ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
電源ですか。1万mAh程度の2つ、5千mAhを2つ。2300mAhを5つ常に積んでいる。ジャンプスターターもUSB電源として使える。でも、車中泊とかキャンプなら、少しは文明から離れてのんびりするのも良いと思う。せいぜいラジオと小型のLED欄ランタンとかあれば十分。だからオートキャンプ場も利用しない。
シャワーはホームセンターのアウトドアコーナーにタンク+足踏みポンプ+ホースとシャワーヘッドって簡易シャワーが売ってる。黒いビニール袋に包んで直射日光に当てておけば温いお湯は用意できる。軽バンならハッチバック跳ね上げてカーテンをマグネットで着けて囲えば目隠しは十分。もしくは人気のない場所で薄暗い時に使う。
トイレは・・・まあ、男なら・・・ごにょごにょ。というか、公衆トイレを綺麗に使わない人が居るから、大の方の扉を開けた途端に、うぎゃー!!!ってことがあるんですよね。自分ちの便所なら綺麗に使うでしょっ?、だからトイレがあっても使えないこともある。
ちなみに、災害時のトイレ事情について「猫砂」を使うという方法もあるんで。下手に簡易トイレ使っても、使用済みオムツやそれをコンビニのゴミ箱に捨てる頭のおかしい人が居ますので、コンビニの前からゴミ箱が消えたという説も。