世界初!? 車内で“推し”のライブに参加できる! 都内を走る「ライブバス」とは? 「車内で歌って踊るアイドルがいた」と話題
バスの車内がライブハウス仕様の「ライブバス」が存在するといいます。どういったバスなのでしょうか。
車内でライブを楽しめる! 「ライブバス」とは?
人通りの多い街中では、インパクトの強いクルマやバスなどを見かけることがあります。
そんななか、移動しながら音楽演奏や歌を歌うことが可能な「ライブバス」が存在するといいます。どういった特徴があるのでしょうか。
ライブバスは、観客を乗せた車内でライブコンサートを開催できる移動式のライブハウス仕様となっています。
運営するのは、広告宣伝トラックの製作や運行などの事業を10年以上手掛ける株式会社フレッサです。
ライブバスが誕生したきっかけについて、フレッサの担当者は以下のように話します。
「弊社の代表が、屋内のライブハウスが街中に飛び出て、アドトラックのように街をぐるぐると巡回しながら車内でライブをできるとおもしろいかもしれない、そして、メディア露出の少ないアーティストを世の中に知ってもらいたいと思い、ライブバスを考案しました」
普段から扱っているアドトラックとライブハウスをかけ合わせ、ライブバスが誕生しました。フレッサによると、移動式ライブハウスは世界初だということです。
車両はかつて神奈川県内を走っていた路線バスを買い取り、ライブバス仕様に改造。そして2017年から運行しているといいます。
特徴として、車内前方にライブパフォーマンスステージエリア、後方には鑑賞席25席を用意。
外の屋根には4台のスピーカーを搭載し、車体側面には、車内ステージの様子を映す大型モニターを備えています。
ステージの背面にはバス前方の景色を映す65型モニターが設置してあり、客席からはバスの進行方向の映像がリアルタイムで見られます。
このほか、ライブハウスを再現した音響・照明装置や、通常のバスだと運行系統や行き先を示す電光表示板にもタイトルやロゴなどが表示できるなど、さまざまな特徴があります。
現在のライブバスの利用者や運行状況について、前出の担当者は以下のように話します。
「現在はコロナ禍ということもあり、無観客で歌を歌ったり呼びかけたりなどのPRで利用されることが多いです。
具体的には地下アイドルやシンガーソングライターなど、幅広いジャンルのアーティストなどが利用しています。
走行ルートは、人通りの多い東京・渋谷駅前のスクランブル交差点や、アイドルを乗せて走行する際は秋葉原の中央通りなどが多いです。
そのほか池袋や新宿などさまざまな走行ルートがあります。現在は2週間に1回程度運行しています」
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ライブバスへの想いについて前出の担当者は、「すべての面において安心してプロモーションを行っていただけるように、今後もライブバスはパフォーマーの皆さまを応援させていただきます」と話します。
インパクトの強いライブバスは、走行するたびに歩行者から多くの注目を集めているといいます。東京都内だとライブバスを目にする機会があるかもしれません。
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