なぜマセラティは藤原ヒロシを選んだのか

●どうして藤原ヒロシが手がけたのか

　藤原ヒロシは、「キング・オブ・ストリート」として崇拝される独自の世界観を持った人物で、1980年代に東京のストリートカルチャーを作り上げ、日出ずる国にヒップホップを持ち込んだ最初のDJのひとりであり、プロデューサー兼ミュージシャンとして、世界的なアーティストと作品を生み出してきた。ビジュアルアーティストとしては、都会的な空気感を表現することを得意としている。

　マセラティと藤原ヒロシを結びつけるのは、「あらゆる障壁を取り除き、行動に移す大胆さ」にある。異端児とも呼べる二者が、イタリアのデザインと日本の細部にわたるこだわりを融合させたことで、この限定車が誕生したのである。

　独自の確固たるスタイルをもつマセラティとフラグメント・デザイン（藤原ヒロシによるデザインプロジェクトおよびそのデザイン集団）に象徴される藤原ヒロシのストリートスタイルが出会うとき、真の意味において二重奏といえるクリエイティブパートナーシップが生まれたというわけだ。

●期間限定カプセル・コレクション

　ギブリ オペラネラ／オペラビアンカの発売に合わせ、藤原ヒロシとの共同デザインによって生まれたカプセル・コレクションも発売された。

　2021年6月25日から7月11日まで、Maserati meets Fragmentポップアップストアでの限定販売だ。各アイテムと価格（消費税込）、販売数は次のとおりだ。

・Tシャツ CALADRA（M、L、XL）：1万1550円／270
・Tシャツ ロゴ（M、L、XL）：9570円／270
・フーディ（M、L、XL）：1万7820円／70
・ジップアップ・フーディ（M、L、XL）：1万8480円／100
・キャップ：8800円／200