安心・安全にカーライフを楽しむためには、「自動車検査登録制度（車検）」をとおす必要があります。クルマは便利である反面、事故などの可能性もあり、道路を走行するにはさまざまな基準をクリアすることが必須。

　そして車検にかかる費用には、「法定費用」、「車検基本料」、「部品交換費用」などがあり、一般に「お金がかかる」イメージがありますが、自家用車を持っている人たちは車検をどう捉えているのでしょうか。

　月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル株式会社が、車検に対する意識についてインターネット調査をおこない、その結果を発表しました。

　同調査の対象となったのは、自家用車を持つ全国の男女1385人。調査期間は2021年2月17日から3月1日です。

　自家用車を持つ全国の男女1385人に対し、これまで車検をとおしたことがあるかどうかを聞いたところ、92.8％となる1285人が「車検をとおしたことがある」と回答。7.2％の100人が「車検をとおしたことがない」と回答する結果となりました。
　
　しかし、愛車に乗るには車検は必ずとおさなければならないため、車検の時期が来た場合、高額の支払いをして車検をとおすか、「いっそクルマを乗り換えるか」という判断が必要になります。

　そこで、同じ1385人に車検を「する」か「しない」かの判断基準はを聞きいてみました。

　1番多かった回答は「車検代」の29.4％で、そのなかには、「値段が高い」、「中古車が購入出来るくらいに修理費がかかる場合がある」などの意見がありました。

　また、「年数」の13.9％や「走行距離」の5％という回答のなかには、「10年以上乗った」、「15年以上乗った」、「走行距離が10万kmを超えた場合」などの意見がありました。「その他」の7.7％のなかには、「タイヤの減り方で」といった回答も見られる結果となっています。

　続いて、最初の質問で車検をとおしたことがあると回答した1285人に、「車検での出費はいくらくらいだった」かを聞いたところ、「10万円から14万9999円」がもっとも多い39.6％、次に「5万円から9万9999円」が33.6％という結果になりました。

　さらに調査対象となった全1385人に、「次の車検で乗り換えるつもりでクルマを手に入れたことがあるか」を聞いたところ、「いいえ」と回答した人が62％だった一方で、「はい」と回答した人も38％おり、一定数の人は「初めから次の車検時での乗り換えを検討」してクルマを取得しているということがわかりました。

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　今回の調査により、車検をとおすかどうかを考える際には車検代を意識する人が多く、車検にかかる金額は5万円から14万9999円くらいが多いことがわかりました。

　このように車検には一時的にある程度のお金がかかるため、 経済面からクルマの取得や維持を躊躇している人もいるのではないでしょうか。

　しかしクルマは便利で快適な生活を送るためのものだけでなく、場合によっては生活必需品といえる地域もあります。

　そのためレンタカーやカーシェアリングなども含め、さまざまなクルマの利用方法や支払い方を広く知ることが重要となっています。