＠mailmapさんが投稿した「高度なパーキング」の写真が、ツイッターで話題となっています。

　いったい、なにが高度なのでしょうか？

　写真に写っているのは、「タイムズ 神田神保町第14駐車場」。一見、どこにでもあるタイムズのコインパーキングですが、よく見ると、ふたつある駐車スペースの片方が、自動販売機で塞がれています。

　ツイッター上では、「どうにか駐車してみたい」や「自動販売機のボタン操作で開くようになっている」など、いろいろな憶測が飛びかっており、「いいね」の件数は1.6万を超える注目度です。

　投稿者の＠mailmapさんは、次のように話します。

「まじまじと見たわけではないのですが、少なくとも正面から見る限りは、遮蔽物は何も置かれていませんでした。もっと左隣の建物側に着目すれば、自販機の後ろ側にカラーコーン等があったのかもしれません。

　通りかかった時は左隣のお宅の壁面に注意が行かず、2台分区画を設置したものの、駐車スペースが狭くて実用的でなく、軽自動車専用にするくらいなら、1台分休止扱いにすればいい。もしくは、後方のお宅から排気ガスや騒音等のご意見が出たので休止だと考えました。（駐車設備撤去には、費用が掛かるので残置）」

　実際のところは、いったいどのように駐車するのでしょうか。

　管理会社に問い合わせてみたところ、「自動販売機で塞がれている方のパーキングスペースは、隣の建物の壁が老朽化していることにより、駐車中に壁が崩れるなどしておクルマに傷を付けたりすることがないように、使用禁止とさせて頂いています」との回答でした。

　確かに、もう1度写真をじっくりと見てみると、駐車スペースの隣の建物の壁がブルーシートで覆われており、危険な状態であることが分かります。

　ツイッターで話題の、高度なパーキングは、停め方にテクニックが必要な駐車場ではなく、危険を防止するために使用禁止となった駐車場でした。

　ちなみに、ツイッター上でも「バイクなら停められる」や「マイクロモビリティ専用かも？」など、クルマ以外のものなら駐車できるとの意見もありましたが、タイムズの四輪用駐車場にクルマ以外を駐車することは規約違反となるそうなので、注意してください。