さらに、「自家用車の利用が増えた理由は何ですか？」という質問に対しては、74.5％が「公共交通機関などで密になるのを避けたいから」と回答。ほかにも、「人との接触を避けるため」や、「不特定多数の人と会いたくないから」などの回答がありました。

　また、自家用車を選んだ理由に、13.7％が「使用する人が限られ安心感があるから」と答え、「身内しか使わないので」や、「少人数の特定の人しか使わないから」など、不特定多数が利用するレンタカーやタクシーよりも安全であると考えていることがわかります。

　さらに、「仕事の都合の為」と答えた6.9％のなかには、「会社から公共交通機関利用について制限された」という回答や、「公共交通機関の代替手段として一番有効」、「自転車よりも速くて良い」などの回答があり、利用者の生活環境によっても選ぶ移動手段が異なっているようです。

「自転車の利用が増えた理由は何ですか？」という質問に対しては、67.5％が「密を避けたいから」と答え、「人との接触を避けるため」や、「公共交通機関の代わりに利用」などもあります。

　また、「外気に触れていて健康的」、「風もあるので感染しにくそう」などの理由から、12.5％が「感染リスクが少なそうだから」と回答しています。

　密を避けるだけでなく、風通しの良い環境で移動できることも、自転車に移行した大きな理由といえるでしょう。

　一方で、外出を控える流れから、遠くに行くことがなくなり、近場で買い物をするようになったことで、自転車のほうが便利となったことも影響しているようです。

「徒歩での移動が増えた理由は何ですか？」という質問に対しての回答の多くは、「感染リスクを減らしたいから」という回答となっており、「公共交通機関を使いたくないから」や、「密を避けるため」などと回答しています。

　ほかにも、「健康のため」や、「遠出しなくなったから」など、現在も自粛生活が続いていることが影響していることがわかります。

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　今回の調査により、現在は、新型コロナウイルス感染症の流行前に比べて、不特定多数の人との接触がなく、より感染リスクが低いと思われる移動手段に移行しているということがわかりました。

　そんな、世界中に多大な影響を与え続けている新型コロナウイルスの感染拡大は、まだまだおさまりそうにありません。

　そのため、今後もこのような状況が続くことが考えられます。