アウディは現在、新型コロナウィルス感染症（COVID-19）対策として工場の操業を停止、現在生産をおこなっていないが、2020年4月8日よりバーチャルでの工場見学ツアーをおこなうことを決定した。

　ドイツ・ミュンヘンから電車やクルマで1時間ほどにある「インゴルシュタット」は、アウディの本社とその工場がある街として知られている。

　通常、平日はアウディサイトの工場見学をおこなっているが、現在は新型コロナウイルスによる感染症対策として工場の操業を停止。そのため工場見学もおこなわれていない。

　そこでアウディAGは、2020年4月8日11時（現地時間）から、ストリームサービス「アウディストリーム」を使ってオンラインでの工場見学をはじめる。

　まずは「audi」「stream」で検索、オンラインでインタラクティブツアーを予約することで、英語またはドイツ語によるライブ配信とガイドとのトーク、またはライブ配信とガイドとのチャットを選んで参加することができる。

　インゴルシュタットのアウディ工場のバーチャルツアーは、経験豊富なガイドがスタジオからライブツアーをナレーションし、制作の過程を説明。参加者はビデオを使って最初のプレスの過程から最終的な手動による組み立てまでの製造方法を学んでいく。

　2020年3月に登場したばかりの日本未導入モデル「新型A3スポーツバック」のボディ製造プロセス、また「A4」の組立ラインまで見学できる。

　ツアーガイドはアウディの技術的なハイライトを提示、参加者との対話で質問に答えるという。約20分のライブストリームのルートを、参加者の関心に応じて決定していく。参加は無料となる。

　2020年4月のアウディバーチャル工場見学は以下のようなスケジュールになる。

4月8日（水）　11:00から17:30（現地時間。以下同様）
4月9日（木）　13:00から19:30
4月15日（水）　11:00から17:30
4月16日（木）　13:00から19:30
4月22日（水）　15:30から21:00
4月29日（水）　13:00から19:30