ホンダは、新型「フィット」を2020年2月14日に発売すると、同社の公式ウェブサイトで明らかにしました。

　新型フィットは、2019年10月の東京モーターショー2019で世界初公開され、モーターショー会場や東京オートサロン2020でも展示がおこなわれていましたが、発売日の詳細は未定となっていました。

　4代目モデルとなる新型フィットは、2013年9月6日に発売された3代目モデルから約6年半ぶりのフルモデルチェンジとなる新型コンパクトカーです。

　歴代モデルで継承されている広い室内空間や使い勝手の良さはそのままに、数値では表せない「感性価値」を追求。極細なフロントピラーによる優れた前方視界をはじめ、ユーザーの生活に寄り添うような心地よさの向上に注力して、開発されました。

　設定されるグレードは、「ベーシック／ホーム／ネス／クロスター／リュクス」の5つです。

　基本となる「ベーシック」、リラックスできるこだわりの車内を実現した「ホーム」、ライムグリーンと組み合わされる2トーンカラーが設定された「ネス」、専用のSUV風デザインでタフな印象の「クロスター」、そして上質感の高い装備が備わる最上級グレードの「リュクス」と、各グレードそれぞれ個性があり、ユーザーのライフスタイルから選択できます。

　搭載されるパワートレインは、ホンダのコンパクトカーには初搭載となる1.5リッターガソリン＋2モーターのハイブリッドシステム「e：HEV」仕様と、1.3リッターガソリン仕様の2種類で、それぞれ2WDと4WDの設定があります。

　そして、全グレードに安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備されるほか、「ホンダコネクト」の採用によりコネクティッドサービスも充実するなど、さまざまな性能が進化しました。

　新型フィットの発売直前となる2020年2月10日には、トヨタの新型コンパクトカー「ヤリス」が発売されることがすでに発表されており、両車の売れ行きが注目されます。