トヨタが「魔法使いのほうき」を開発!? ロボット開発部署が放課後に作ったイーブルームがスゴイ
2019年10月23日に開幕した東京モーターショーの青海会場に展開するトヨタブースでは、トヨタが提案するさまざまな「楽しい未来」が体験できます。そのなかでも、魔法使いのほうきに試乗できる「イーブルーム」は、是非体験して欲しいコンテンツです。
ハリーポッターに登場するゲーム「クディッチ」がやりたかった
トヨタは、10月23日に開幕した東京モーターショー2019の青海エリアにブースを出展。「PLAY THE FUTURE.」をテーマに、未来を楽しむためのさまざまなモビリティの体験コンテンツを用意しています。そのなかでも、魔法使いのほうきに試乗できる「イーブルーム」は、とくに体験して欲しいモビリティのひとつです。
広々としたトヨタブースの空間内に、ところ狭しと用意されているたくさんの体験用コンテンツやモビリティのなかで、ひときわ目を引く存在。それが、ブロンズカラーの柄に美しいブルーとパープルのグラデーションで彩られた穂が装着された「ほうき」のような乗り物、「イーブルーム」でした。
モーターの駆動力で前身するほうきを、ローラーブレードを履いた自分の足で制御するというその乗り物は、実際に乗ってみるとかなりパワフルで、最高時速は10kmにものぼるそうです。
一般的にイメージする魔法使いのように空は飛べないものの、モビリティと人の力が融合した全く新しい感覚を体感させてくれます。
有志での放課後活動でイーブルームを開発したという、R-フロンティア部の大槻氏は次のように説明します。
「元々は、映画『ハリーポッター』に出てくる『クディッチ』という、逃げ回る魔法のボールを空飛ぶほうきで追いかけて捕まえるというゲームがやりたかったんです。
ただ、実際に空を飛ぶのは難しいので、ローラーブレードなどを履いてイーブルームに乗り、マイクロドローンを捕まえるというゲームを目指しました。
その製作過程で、乗ること自体も楽しいことに気付き、今回は小型のものを作って皆さんに体験してもらえるコンテンツにしています。
この技術は何かに応用したいというよりは、エンターテイメントやスポーツの用途でいままでと違う形の、モビリティと人の力の融合ができたら面白いなと思って作っています。」
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小学1年生以上なら誰でも体験可能なイーブルームは、ブースの入り口でお出迎えしてくれる人型ロボット『T-HR3』などのロボットを開発する部署で作られました。
ハリーポッターを始め、SF映画や『魔女の宅急便』など、魔法の世界からインスピレーションを得て、それを現実の世界に実装することを目指しているそうです。
誰もが子供のころに1度は夢見た魔法の世界を現実にしてくれるトヨタ R-フロンティア部は、まさに夢見る子供の心を失わずに持ち続ける最高の技術集団といえるのではないでしょうか。
また、トヨタブースでは受付でレジデンスカードを作成することで、コンテンツを体験するごとにポイントを貯めることができます。
ポイントはブース内の『トヨタコンビニ』でポイント数に応じたノベルティと交換できるので、ブースに立ち寄った際はまず、カードを発行してもらうことをおススメします。
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