出会ったら超ラッキー!? マイナーすぎるセダン5選
本気で売る気があったのか不明なモデル
●三菱「ディグニティ/プラウディア」
三菱のマイナーなセダンというと「デボネア」が真っ先に思い浮かびますが、さらにマイナーなモデルとして「ディグニティ」と「プラウディア」があります。
初代は2000年に発売され、ディグニティがリムジン、プラウディアが高級セダンと位置付けられていました。
両車ともその存在はほとんど知られていませんが、ディグニティは宮家の公用車として採用されていますので、テレビで見たという人も多いのではないでしょうか。
ほかには三菱の系列企業の重役用という用途もありました。
しかし、販売は低迷し、わずか1年ほどで生産を終了。2012年に復活しますが、日産「シーマ/フーガ」のOEM車となってしまいました。
●ダイハツ「シャルマン」
いまから50年ほど前にダイハツはトヨタと業務提携の契約を締結。現在までダイハツとトヨタは相互に新型車開発で協力しあってきましたが、マイナーすぎるセダンとしてダイハツ「シャルマン」が存在します。
初代シャルマンは1974年に発売。シャシとボディパネルの一部を2代目「カローラ」から流用し、フロント、リアは専用にデザインされていました。
エンジンは1.2リッターと1.4リッターの直列4気筒OHVで、組み合わされるトランスミッションは5MT、4MT、2ATが用意され、これらもカローラと同じものでした。
1981年にフルモデルチェンジを行ない、初代と同じくカローラ(4代目)をベースに、ボディパネルはすべて専用にデザインされたものとなっていました。
ほぼカローラだったシャルマンをわざわざ買うユーザーは少なく、非常にレアなクルマとして有名になります。
1988年にシャルマンは販売終了して、ダイハツが独自に開発した5ドアハッチバック「アプローズ」にバトンタッチ。
しかし、このアプローズは不具合から車両火災を起こしてイメージダウンし、販売は極端に低迷。10年ほど販売していましたが、こちらもあえなく激レア車となってしまいました。
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今回ピックアップした5車種以外にもマイナーなクルマは多数存在します。
世の中、売れるクルマばかりではないので、こうしたマイナーなクルマを探してみるのも楽しいかもしれません。
【了】