最新モデルでいにしえのBMWの姿を再現 カスタムバイクの世界を牽引する“RSD”とは?

2014年に登場したBMW Motorradの「R nineT」は、発売以降も数々の派生車種が販売されている人気のロードスターモデルです。

現在のカスタム・シーンを牽引するRoland Sands Designという存在

 このように、近年のBMWはカスタムの世界を市販車のプロモーションに活用していますが、ここに紹介するRSDの1934 BMW R7 “9T Concept R7″も、その流れから生まれた一台といえるでしょう。

 そのベースとなったのは冒頭でもお伝えしたように2017年式BMWのRnineT Pure。とはいっても使用したのはエンジンおよびミッション、リアホイールに動力を伝えるシャフトドライブと電装パーツのみといっても過言ではありません。

モチーフになった“R7”とBMW Group Classicのカール・バーマー氏(2012年ペブルビーチ)

 車体の骨格はRSDが製作したクロモリ鋼のリジッド・フレームで、リア・サスペンション(緩衝装置)を持たない車体構成によってクラシカルな雰囲気を演出。そのフレームにはシートメタル(鉄板)から造られたサイドパネルが取り付けることで、1920から1930年のBMWにあったプレスフレームのようなスタイルを再現しています。
 
 この車両はあくまでもスタイルのイメージをクラシカルにしたのみであり、ブレーキキャリパーやホイールには現代的な性能を誇るRSD製のパーツを採用。2009年式ハーレー・ダビッドソン用を流用したフロントのサスペンションにはクラシカルなカバーを取り付けることで、現代的な走行性能とクラシカルなルックスの両立が図られています。

 タンク上にはギアを変えるシフトノブが取り付けられていますが、これは旧いハーレーと同様の操作方式で、ご覧のRSDの車両では左足のカカトでペダルを踏みこむことでクラッチが切れる構造となっています。このようにご覧の一台には新旧の要素がさまざまな形で取り込まれているといえるでしょう。

タンク上部に備えられたシフトノブ

 過去から現在、そして未来へ……そんな時間軸をひとつに結ぶ力をカスタムバイクに感じることがありますが、このRSDによるBMWカスタムはそんな典型と呼べるかもしれません。

 こうして、いにしえの時代の浪漫溢れるものを現在の世に再び甦らせることもカスタムバイクの魅力だと思います。

【了】

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Writer: 渡辺まこと

ハーレーや国産バイクなど、様々な車両をベースにアメリカン・テイストのカスタムを施した「CHOPPER」(チョッパー)をメインに扱う雑誌「CHOPPER Journal」(チョッパージャーナル)編集長。カスタム車に限らず、幅広いバイクに対して深い知識を持つベテラン編集者。

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