トヨタの新たな「7人乗り“四駆SUV”」が凄い! 全長4.9mボディに「RAV4風デザイン」&2.5リッターハイブリッド採用! 通常のトヨタ車とは異なる「ハイランダー」の仕様とは
トヨタは2026年8月、北米で長年支持されてきた3列シートSUV「ハイランダー」の販売を全国へ拡大しました。日本ではかつて「クルーガー」として展開された系譜を持つモデルですが、今夏に導入されたのはどのようなクルマなのでしょうか。
北米育ちの7人乗り大型SUV
2026年夏、トヨタのSUVラインナップに新たな選択肢が加わりました。ただし、まったく新しいモデルが誕生したわけではありません。
海外では長年にわたって販売され、多くのユーザーに選ばれてきた3列シートSUVが、日本でも本格的に販売されることになったのです。
そのクルマが、トヨタ「ハイランダー」です。2026年4月からトヨタモビリティ東京で先行販売され、同年8月1日には全国のトヨタ販売店へと販売地域を拡大しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。

ハイランダーの歴史は意外と長く、初代は2000年に日本で「クルーガー」として登場し、米国では2001年から“ハイランダー”の名称で販売されました。当時のSUVとしては珍しく、乗用車系のユニボディ構造を採用したモデルです。
その後、2007年に2代目、2013年に3代目が登場。2019年には4代目が世界初公開され、ガソリン車は2019年12月、ハイブリッド車は2020年2月から米国で販売されました。
つまり日本に導入されたのは、この4代目にあたります。なお米国では2001年から2025年までに累計約360万台以上を販売するなど、人気モデルに成長しています。
今回の導入で面白いのは、単純に米国仕様をそのまま持ってきたわけではない点です。日米交渉を踏まえて設けられた、米国生産かつ米国基準に適合する乗用車を一定の条件で日本の保安基準に適合するとみなす制度を活用しています。
車両は米国のToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ)で生産されますが、日本向けはニュージーランド仕様がベース。そのため右ハンドルとなっています。
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm、ホイールベース2850mm。乗車定員は7名です。
日本では堂々としたサイズですが、3列シートSUVとして考えると、この大きさがハイランダーらしいゆとりにつながっています。
外観は、大柄なボディを生かした堂々としたスタイルが特徴です。フロントまわりにはシャープなヘッドライトと存在感のあるグリルを組み合わせ、全体的には先代「RAV4」を思わせる力強いデザインに仕上げられています。
一方、ボディサイドには伸びやかなラインや抑揚を持たせることで、全長4950mmというサイズを生かした堂々としたシルエットを形成。
20インチアルミホイールやメッキのルーフレール、電動パノラマルーフなども備え、北米を主戦場としてきたSUVらしいタフさと上級感を両立しています。
室内もかなり充実しています。合成皮革シートを採用し、インストルメントパネルにはソフトパッドやステッチ、木目調加飾を配置。
12.3インチTFTカラーメーター、12.3インチHDディスプレイ、11スピーカーのJBLプレミアムサウンドシステム、ヘッドアップディスプレイなどを装備します。
2列目は6:4分割可倒式スライドシート、3列目も6:4分割可倒式で、乗員数や荷物に応じて使い分けられます。
パワートレインは、最高出力193PS、最大トルク242Nmを発生する2.5リッター直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
駆動方式は後輪をモーターで駆動するE-Fourで、トランスミッションは電気式無段変速機(E-CVT)となっています。
このように、ハイランダーは広い室内や充実した装備、2.5リッターハイブリッド+E-Fourなど、日本でも魅力を感じられるポイントが多いSUVです。
ただし、日本市場専用に開発された仕様ではなく、あくまでニュージーランド向け仕様をベースとしているため、購入を検討する際には一般的な国内向けトヨタ車とは異なる点があることも知っておく必要があります。
たとえば、マルチインフォメーションディスプレイなどは日本語表示に対応しておらず、基本的に英語表示となります。
また、車載ナビやラジオ、ソフトウェア更新サービスなど、一部の機能やサービスは日本で利用できません。
ロードサインアシストについても、日本とニュージーランドでは道路標識が異なるため、正しく認識・表示されない場合があります。
一方、Apple CarPlayとAndroid Autoには対応しているため、スマートフォンと連携してナビなどを利用することは可能です。
さらに、海外生産部品については取り寄せに時間がかかる場合があるほか、塗装についても海外市場向けの品質基準が適用されています。
ハイランダーならではの魅力を楽しめる一方で、一般的な国内向けトヨタ車とまったく同じ仕様やサービスが提供されるわけではありません。こうした違いをあらかじめ理解したうえで検討したいところです。
なお、グレード体系は「Limited ZR Hybrid」の1グレードのみで、価格(消費税込)は860万円となっています。












































