“トヨタ・ノア”より安い「“3列7人乗り”ミニバン」! 1.4リッター「ターボ」&便利な「両側スライドドア」採用! 200万円台で狙えるVW「シャラン」がお買い得?
トヨタ「ノア」や「ヴォクシー」など、ファミリーカーとして人気のミニバンですが、近年は新車価格が上昇しています。そんななか、中古車市場では国産ミニバンの新車よりも安く狙える輸入ミニバンが存在します。それがフォルクスワーゲン「シャラン」です。どのようなクルマなのでしょうか。
200万円台で狙える! 大柄ボディの「3列7人乗りミニバン」
ファミリーカーの定番といえば、大ブームのSUVもさることながら、トヨタ「ノア」や「ヴォクシー」、日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」などのミニバンは、いつの時代も安定した人気を誇っています。
広い室内に3列シート、そして後席への乗り降りがしやすいスライドドアを備えるなど、子育て世代を中心に高い人気を集めています。

ただ、近年は新車価格の上昇もあり、ミニバンも決して安いクルマではなくなりました。例えば現行ノアの新車価格は、最も安いグレードで326万1500円から。最上級グレード「S-Z」の2WD車になると405万6800円となります。
そもそもの貨幣価値や、安全装備の向上、ハイブリッド化といったクルマの進化など、さまざまな条件が異なるので直接的に比較はできませんが、2000年当時の「クラウン ロイヤルサルーン/アスリート」の新車価格が338万円ちょうどだったことを考えると、いかに現在の新車価格が上昇しているかがわかるかと思います。(なお、現行の「クラウン(セダン)」の価格は約650万円から……)
「家族のためにスライドドアを備えたミニバンを探しているけど、新車はなかなか手が出ない…」「せっかく買うなら個性的なミニバンが欲しいけど、どれも似たり寄ったり…」など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
ミニバン探しのなかで、視野を広げて中古車にも目を向けてみると、意外にも国産ミニバンの新車より安く購入できる輸入ミニバンが存在します。それがフォルクスワーゲン「シャラン」です。
シャランは、フォルクスワーゲンが展開していた大型ミニバンです。
日本では1990年代後半にも初代モデルが販売されていましたが、このときは少数の販売にとどまっており、現在中古車市場で流通している個体の中心は、2011年から2023年まで日本で販売された2代目モデルです。
ボディサイズは全長4855mm×全幅1910mm×全高1750mm。現行ノアが全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mmですから、シャランは全高を除いてひと回り大柄なボディを持つミニバンです。
そして日本のファミリー層にとって注目なのが、3列シートの7人乗りであることと、両側スライドドアを採用していることでしょう。
「輸入車に乗りたいけれど、子どもの乗り降りを考えるとスライドドアは譲れない」。そんなニーズに応えられる、数少ない選択肢のひとつといえます。
そして、シャラン最大の魅力ともいえるのが中古車価格です。
2022年ごろの最終モデルの新車時価格は441万2000円から549万円でしたが、2026年10月現在、中古車情報サイトではシャランの中古車平均価格が201万7000円、価格帯は約30万円から378万円となっています。
もちろん、数十万円台の格安の個体は年式や走行距離、車両の状態について注意する必要があるため、現実的にファミリーカーとして購入するのであれば、比較的新しい後期型や整備履歴のしっかりした個体を中心に探したいところでしょう。
そうした条件で絞っても、200万円台には十分選択肢があります。
実際の掲載車を見ると、2017年式「TSIコンフォートライン」・走行6万kmで支払総額209万2000円、2020年式「TDIコンフォートライン」・走行5万9000kmで支払総額248万円という車両も確認できます。
さらに年式を新しく、走行距離を抑えめにしても、2021年式・走行4万7000kmの「TDIハイライン」が支払総額349万9000円という例があります。
一方、現行ノアは最も安価な「S-X」で326万1500円、売れ筋になりやすい「S-G」は370万400円、「S-Z」は405万6800円です。
もちろん新車と中古車なので単純比較はできませんが、「国産ミニバンの新車を購入する予算で、フォルクスワーゲンの大型ミニバンを選ぶ」という選択肢が現実的な価格帯になっているわけです。

シャランの中古車選びでは、パワートレインにも注目です。中古車市場には1.4リッターのガソリンターボを搭載する「TSI」に加え、2リッターディーゼルターボの「TDI」も流通しています。
なかでも年式の新しいモデルを狙うのであれば、TDIハイラインは興味深い存在でしょう。大柄なミニバンでありながらディーゼルエンジンを搭載するという、現在の国産ミニバンとはかなりキャラクターの異なる選択肢です。
また、シャランは単に安く買える輸入車というだけではありません。
全幅1910mmというワイドなボディを持ち、7人乗りの3列シート、両側スライドドアを組み合わせています。家族で使えることを前提にしながら、国産ミニバンとは違った選択をしたい人には魅力的なパッケージといえそうです。
安いからこそ注意したいポイントも
一方、中古シャランには注意点もあります。
まず考えておきたいのがボディサイズです。全幅1910mmという数字は、現行ノアの1730mmに対して180mmもワイドです。機械式駐車場や自宅駐車場、狭い住宅街などでは、購入前に実車で取り回しを確認しておきたいところです。
そして輸入中古車である以上、購入価格だけで判断しないことも重要です。
年式が古く走行距離の多い車両まで候補に含めれば価格は大幅に下がりますが、購入後の整備費用まで含めて考える必要があります。
価格の安さだけを優先するより、整備記録や保証の有無なども確認しながら車両を選んだほうが安心でしょう。
実際、中古車情報を見ると、保証なしの車両がある一方、2021年式TDIハイラインには12か月・走行無制限の保証付きとして掲載されている例もあり、購入条件には大きな違いがあります。
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大きなボディに3列シート、欧州ならではのシックなデザインにスライドドアといった独自の魅力を持ったシャランですが、残念ながらもう新車では購入できません。
だからこそ中古車市場では、その魅力とこなれた価格により、一層魅力的な存在になっています。
ノアやヴォクシーと同じように3列シートとスライドドアを備えたファミリーカーでありながら、フォルクスワーゲンという輸入車ならではの個性も楽しめるシャランは、家族みんなでひと味違ったカーライフを送ることができる選択肢といえます。






























