新車109万円! ダイハツ「“新”軽セダン」に問合せ“殺到”! 「激安グレード廃止」で懸念も「最高のコスパ」は不変! 「リッター27km」走るミライース改良モデルが販売店でも話題に
ダイハツ「ミライース」の最新改良モデルについて、販売店に最新情報を聞いてみました。
「ミラ イース」の一部改良モデルの納期は2〜3か月が目安
2026年5月27日、ダイハツは軽セダン「ミライース」の一部改良モデルを発表し、同日より販売を開始しました。
ディーラーにはどのような反響や問い合わせがあるのでしょうか。

ミライースは、2011年に「第3のエコカー」として初代モデルが誕生した、同社のモデルのなかでもっともベーシックな4人乗りの軽自動車です。
ダイハツでは発表当時、電気自動車(EV)やハイブリッドカーに次ぐ「第3」のエコカーという表現を行っていました。
事実、ガソリン車として当時No.1の低燃費(30km/L:JC08モード燃費)と低価格(79万5000円)を実現し、大きな話題を集めました。
現行モデルは2017年にフルモデルチェンジを受けた2代目にあたります。
2代目ミライースは、軽量・高剛性な「DNGAプラットフォーム」が初めて採用され、基本性能と安全性を大きく向上。
パワートレインには、初代の「KF」型660cc 3気筒自然吸気エンジンはそのままに、大幅な改良が施されています。
具体的には、エネルギー効率をさらに高めることで、依然としてガソリンエンジンの乗用車でトップクラスの低燃費を維持しているのです。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1500〜1510mm、ホイールベースが2455mmです。
今回実施された一部改良では、エンジンや電子制御ユニット(ECU)に手が加えられました。
これにより、2WD車のカタログ燃費(WLTCモード)は従来の25km/Lから27km/Lへと約8%向上し、4WD車についても約5%の燃費向上を実現しています。
あわせて最高出力は49馬力から52馬力へ、最大トルクは57Nmから60Nmへと引き上げられ、低燃費とスムーズな加速性能の両立が図られました。
安全性能に関しても強化が図られており、ダイハツの予防安全機能である「スマートアシスト」に最新のシステムが採用されました。
具体的には、衝突回避支援ブレーキに、横断する自転車の検知機能に加えて、交差点を右折する際の対向車や、右左折時に対向方向から渡ってくる歩行者を検知する機能が追加されています。
また、歩行者に対する衝突回避支援ブレーキの作動上限速度が従来の60km/hから80km/hへと引き上げられています。
さらに、夜間の歩行者検知にも対応するようになるなど、より多様な交通状況における安全性が確保されています。
そのほか、前後方向の誤発進抑制機能には新たにブレーキ制御が加わり、ペダルの踏み間違いによる事故の被害を軽減する効果も高まりました。
装備面では、コネクティッド機能および録画機能として「スマートドライブレコーダー装着用アップグレードパック」が全車にメーカーオプション設定されています。
内外装のカラーバリエーションには、昨今人気を集めているアースカラーが加わりました。
落ち着いた印象を与える淡い緑色の「セラミックグリーンメタリック」と、深みのある「グレースブラウンクリスタルマイカ」の2色が追加され、ユーザーの選択肢が広がっています。
グレード体系についても見直しが行われ、よりシンプルで選びやすい構成へと改められました。100万円以下の価格設定で親しまれていたビジネス仕様の「B“SA III”」グレードは廃止され、全3グレードの構成となり、各グレードに2WDと4WDが設定されます。
あわせて新グレードの「X“Limited”」が追加されました。
このモデルは、「X」をベースに快適性と利便性を高めた仕様となっており、キーフリーシステムやプッシュボタンスタート、運転席・助手席のシートヒーター、運転席シートリフター、チルトステアリングなどが標準装備されます。
さらにプッシュ式のオートエアコンやオート格納式ドアミラーなど上級車種と同等の装備が奢られており、日々の使い勝手を重視するユーザーに向けた仕様となっています。
ミライースの車両本体価格は、109万6700円から150万7000円です(いずれも消費税込み)。
一部改良を実施したミライースの反響について、9月下旬にダイハツディーラーに問い合わせてみました。
「どちらかというと、ミライースは性能面の向上よりもコスパを重視する傾向にあるモデルです。
今回の一部改良で、グレード体系が見直され、これまで最安モデルであった『B SAIII』グレードが廃止されました。これにより100万円を切るグレードが消滅したことへのご指摘が何件かありました。
実際にお買い求めになるお客様はコスパを重視していても、何が何でもエントリーグレードという方はどちらかというと法人のユーザー様が主です。売れ筋のグレードは、今回新たに追加されたX“Limited”です」
他のダイハツディーラーにも問い合わせてみました。
「価格に関するお問い合わせが何件かありました。確かに5万円程度の値上げはあります。
ただ、今回の一部改良により、エンジンやコンピューターがアップデートしていたり、安全装備が追加されたりと、価格以上の仕様変更があることも事実です。
価格と装備の兼ね合いをていねいにご説明しつつ、お買い得感が増していることをお伝えしております。
ご納期は2〜3か月が目安となっております」
確かに100万円以下のグレードはなくなってしまったけれど、全グレードが150万円以下で手に入ることにも目を向けるべきかもしれません。
装備が充実している高級車が高額なのはあたりまえの話。
ミライースのように、企業努力でこの価格が実現していることにもっと目を向けるべきかもしれません。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。











































