軽自動車より“ちいさな”新型「コンパクトカー」初公開が話題に! “後輪駆動”&全長2.7mの超小型ボディに「日本でも売って」「デザインとサイズ感イイ」の声も! 2人乗りのスマート「#2」仏国で発表
スマートは2026年10月12日、新型コンパクトEV「#2」を世界初公開しました。軽自動車よりも短いボディに、後輪駆動や最新の電動技術を組み合わせた新モデルに対して、SNSではさまざまな反響が寄せられています。
軽自動車より小さい「2人乗りコンパクトカー」に注目集まる!
スマートは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催された「パリ・モーターショー2026」において、新型コンパクトEV(電気自動車)「smart #2(スマート ハッシュタグツー)」を世界初公開しました。
新型#2は、スマートの原点ともいえる超小型2人乗りモデルを現代によみがえらせた新型車です。かつて人気を集めた「フォーツー」の特徴を受け継ぎながら、新開発のEV専用プラットフォームや先進的な安全装備などを取り入れています。
スマートが初めて2人乗りモデルのコンセプトを披露したのは、今から30年前の1996年。フランス・パリのルーブル美術館前で公開されており、今回、その思想を受け継ぐ新型#2が再びパリで世界初公開されたことになります。
最大の特徴は、なんといっても非常にコンパクトなボディです。
欧州仕様のボディサイズは、全長2746mm×全高1555mm、ホイールベース1875mm。全長は日本の軽自動車規格の上限となる3400mmより654mmも短く、全長わずか2.7m級という小ささを実現しています。
乗車定員は2人で、歴代スマートと同じくタイヤをボディの四隅に配置する「ホイール・アット・ザ・コーナーズ」の考え方を採用。限られた車体サイズのなかで室内空間を最大限に確保しています。
さらに、回転直径はわずか6.95mで、回転半径に換算すると約3.5m。狭い路地や駐車場などでも扱いやすく、日本の都市部にも適した取り回し性能を備えています。
エクステリアは、丸みを帯びたボディに短い前後オーバーハングを組み合わせた親しみやすいデザインです。メルセデス・ベンツのグローバルデザインチームが手がけており、スマートらしいシルエットを残しながら、現代的なスタイリングに仕上げています。
フロントには個性的なライトやグリルを配置するほか、ルーフが浮いているように見えるフローティングルーフも採用。コンパクトな車体ながら、ひと目でスマートと分かるデザインとなっています。
リアには上下に分割して開くテールゲートを装備。上側のガラス部分だけを開閉できるため、後方に十分なスペースがない場所でも荷物を出し入れしやすい構造です。下側は水平に開くことができ、停車中には最大120kgまで支える簡易的なベンチとしても活用できます。
インテリアも小さな車体を有効活用した設計です。運転席と助手席を連続して見せるベンチスタイルのシートを採用し、S字型のコックピットと組み合わせることで、開放感のある空間を演出しています。
また、10.1インチのセンターディスプレイと8.8インチのドライバーディスプレイを装備。4G通信やWi-Fi、Bluetoothなどにも対応し、最新モデルらしいデジタル装備を充実させています。

パワートレインには、新開発のEV専用プラットフォーム「ECA(Electric Compact Architecture)」を採用しています。
リアに搭載するモーターは最高出力82馬力、最大トルク130Nmを発揮し、後輪を駆動するRWD(後輪駆動)レイアウトとしました。超小型のシティコミューターでありながら、かつてのスマートと同じ後輪駆動を採用する点も特徴です。
さらに、リアサスペンションにはスマートがクラス初とする5リンク式を採用。床下に配置したバッテリーによる低重心設計と合わせて、街中での軽快な走りだけでなく、高速道路などでの安定性も追求しています。
バッテリーには容量35.8kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)タイプを搭載。一充電あたりの航続距離はWLTPモードで最大290kmを目標値としており、最高速度は140km/h、0-100km/h加速は11.6秒とされています。
充電性能については、最大65kWのDC急速充電に対応し、バッテリー残量10%から80%まで最短約20分で充電可能。AC充電も最大11kWに対応するほか、外部の電気機器へ給電できるV2L機能も用意されています。
安全面では、歴代スマートの特徴だった「トリディオンセル」を進化させた「Tridion Cell Evo(トリディオン・セル・エボ)」を採用。乗員の周囲を強固な構造で囲むことで、コンパクトな車体と安全性の両立を目指しています。
さらに、停止・再発進機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)やHighway Assistなど、最新の運転支援機能も備えています。
グレードは「Pure」「Pure+」「Premium」の3種類を基本に、欧州999台限定の特別仕様車「Couture Edition(クチュール エディション)」も設定されます。
Couture Editionでは、マットホワイトのボディにプラチナゴールドのルーフを組み合わせ、ゴールドのアクセントを施した16インチホイールなどを採用。上級グレードのPremiumには、ガラスルーフやシートヒーター、ドイツの音響ブランド「Sennheiser(ゼンハイザー)」による7スピーカーサウンドシステムなども装備されます。
価格については、ドイツやフランスなどの欧州市場で1万9990ユーロ(約355万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算)からと発表されました。2026年10月13日から先行受注が始まっており、本格的な販売展開は2027年前半を予定しています。
なお、新型#2は現在も型式認証の手続き中で、スペックや装備内容については正式発売までに変更される可能性があります。
全長わずか2.7m級の小さな車体に、2人乗りの室内空間や後輪駆動、先進的な安全装備などを組み合わせた新型#2。近年は大型モデルを展開してきたスマートが、ブランドの原点へと立ち返った一台といえそうです。
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そんな新型#2について、SNSではさまざまな反響が寄せられています。
特に目立つのが、コンパクトなボディやデザインを評価する声です。「これぞスマートって感じ」「デザインとサイズ感がイイ」「小さくてかわいい」「オシャレでセンスがいい」といったコメントが見られ、原点回帰ともいえるスタイリングに注目が集まっています。
また、日本での販売を期待する声も多く、「日本でも売ってほしい」「このサイズなら日本の街にぴったり」「狭い道でも運転しやすそう」「一度乗ってみたい」といった反応も。さらに、「軽自動車規格に収まる仕様があれば面白そう」と、日本独自の規格での展開を望む声もあります。
一方で、EVならではの課題を気にする意見もあり、「集合住宅にも充電設備が増えれば魅力的」「自宅で充電できないと少し不便そう」「小さいだけに衝突安全性が気になる」といったコメントも寄せられています。
日本への導入については現時点で明らかになっていませんが、都市部で扱いやすい超小型EVだけに、国内での展開を期待する声が今後も集まりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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