トヨタ「RAV4」級サイズの新「“スポーティ”SUV」世界初公開! 全長4.5mのワイドボディに大径ホイール&“黒×赤”内装採用! 292馬力仕様もアリのヒョンデ「ツーソン N Line」仏国で披露
ヒョンデは2026年10月12日、フランスで開催された「パリ・モーターショー2026」において、新型「ツーソン N Line」を世界初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
“黒×赤”内装のスポーティ仕様
ヒョンデの欧州法人であるヒョンデ・モーター・ヨーロッパは2026年10月12日(現地時間)、フランスで開催された「パリ・モーターショー2026」において、新型「ツーソン(TUCSON)」のスポーティ仕様「ツーソン N Line(エヌ ライン)」を世界初公開しました。
新型ツーソンが世界初公開されてから11日後に追加されたN Lineは、独立した高性能モデルではなく、デザインに重きを置いたモデルです。新型ツーソンと同じ幅広いパワートレインから選べるのが特徴です。
ツーソンは2004年に初代が登場したSUVです。2009年の2代目は、韓国と北米以外の多くの市場で「ix35」の名で販売されました。そのix35を含め、欧州での累計販売台数は200万台以上。欧州向けの新型はチェコの工場で生産されます。
新型はデザイン言語「Art of Steel(アート・オブ・スチール)」を採用。欧州仕様のボディサイズは全長4560mm×全幅1900mm×全高1670mmで、先代より全長と全幅がそれぞれ35mm、全高が20mm大きくなりました。
身近な国産SUVでは、トヨタ「RAV4」に近いサイズです。RAV4は仕様によって全長4600-4645mm×全幅1855-1880mm×全高1680-1685mm。新型ツーソンは全長と全高が近い一方、全幅は20-45mm広く、よりワイドなプロポーションとなっています。
N Lineは、この新型ツーソンの快適性や実用性、通信機能、先進技術を備えたまま、エクステリアに専用パッケージを採用しました。
フロントバンパーはより角張った形状とし、張り出したチンスポイラーを装備。両端のエアロダクトはサテンブラックで仕上げています。
サイドにはがっしりとしたサイドスカートとボディ同色のロアドアトリムを装着し、フェンダーまわりの外装パーツは標準車より細身になりました。ドアミラーとCピラーのインサートはグロスブラックです。
リアバンパーにはボディ同色のディフューザー風インサートを組み込み、2本のマフラー出口には光輝加飾を施しています。
足元には専用の20インチアルミホイールを装着し、フロントまわりとフロントフェンダーにはN Lineのバッジを配置。基本的なプロポーションはそのままに、より低くシャープな印象に仕上げたとしています。

インテリアはN Line専用のブラックモノトーンで、シートやドア、ダッシュボードには赤いアクセントとステッチを採用しました。
スポーツシートはテキスタイルスエードとレザーを組み合わせ、コーナリング時のサポート性を高めています。
さらに、パンチングレザーのグリップとダークメタルのインサートを備えた「Nステアリング」や、メタルペダルとフットレスト、N Line専用スカッフプレートも装備します。
実用面では最大613リットルの荷室を確保。40:20:40分割可倒式の後席には150mmのスライド機構を備え、15WのQi 2.0対応ワイヤレス充電を2基、後席用の100W USB-C端子を2基用意しています。
快適装備には、仕様に応じてエルゴモーションシート、リモート駐車支援、デジタルセンターミラーなどを設定。「Digital Key 2.0」や12スピーカーのBang & Olufsenオーディオも用意します。
17インチディスプレイを標準装備する「Pleos Connect(プレオス・コネクト)」は、「Gleo AI(グレオ・AI)」による音声認識や、無線通信によるソフトウェア更新に対応します。
安全面では前方衝突回避支援などを用意し、ハイブリッド車には停車中にエンジンを止めたまま空調などを使える「Stay Mode」を備えます。
また、2万5600個のLEDピクセルを用いる「Micro Pixel Lighting」も設定。けん引能力はハイブリッド車が最大1910kg、プラグインハイブリッド車が最大1810kgです。
パワートレインは3種類が用意されます。ガソリン車は、最高出力150馬力・最大トルク250Nmを発揮する1.6リッターターボエンジンに、48Vマイルドハイブリッドと7速DCTを組み合わせたFF(前輪駆動)です。
ハイブリッド車は、1.6リッターターボエンジンと1.49kWhのバッテリーを組み合わせ、システム最高出力245馬力・最大トルク380Nmを発揮。6速ATを採用し、FFと4WDを選べます。
さらに、プラグインハイブリッド車(PHEV)もFFと4WDを設定し、システム最高出力292馬力・最大トルク380Nmを発揮。17.1kWhのバッテリーを搭載し、20インチホイール装着時には電気のみで最大67km走行できます。
標準車の17インチホイール仕様では最大81kmとされていますが、性能やエネルギー消費に関する数値は最終認証前の暫定値です。
なお、価格と発売時期については、今回の発表では明らかにされていません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

























