岡山市をぐるっと周る「環状道路」一部が開通へ! 国道2号“強烈渋滞ポイント”に接続で「市内迂回ルート」誕生! 交通分散に期待大の国道180号「岡山環状南道路」26年度に開通見込
岡山県岡山市で整備が進められている「岡山環状南道路」が2026年度内に開通する見通しとなりました。
市内をぐるっと周る「岡山環状道路」を構成
岡山県岡山市で国土交通省 岡山国道事務所が整備を進めている国道180号「岡山環状南道路」が、2026年度内に開通する見通しとなりました。
開通したらどう便利になるのでしょうか。
国道180号は、岡山県岡山市と島根県松江市を結ぶ延長約180kmの一般国道です。
岡山県の総社市、高梁市、新見市、鳥取県の日野町、南部町、島根県の安来市を経由して、中国地方を南北に縦断するルートを採用しています。
このうち岡山環状南道路は、延長約40kmで岡山市中心部外側をぐるりと周る「岡山環状道路」のうち、国交省が整備を進めている岡山市の南西部に位置する延長2.9kmの区間です。

国道30号(岡山市南区藤田)と国道2号(岡山市南区古新田)を結び、幅16mある片側2車線の本線とは別に、自転車・歩行者道を備える片側1車線の副道を整備する計画で事業が進められています。
同区間は笹ヶ瀬川に沿って田園地帯が広がっており、地域全体に水路が張り巡らされているため、岡山環状南道路はこまめに橋梁部が設けられています。
当初は2024年度内の開通を見込んでいましたが、事業地の一部で軟弱な地盤の強化が必要となり、土とセメントを混ぜるという方法で地盤を強化する工事が行われました。
この対策工事が完了したことで本格的に道路の整備が進み、2026年度内に暫定2車線で開通する見込みとなり、8月23日には地域住民約30人を招待したイベントも行われました。
岡山環状南道路は、整備によって市街地に流入していた通過交通を分散させる狙いがあり、岡山市中心部で発生している交通混雑の緩和に期待されています。
岡山市の市街地では、国道2号や国道30号、国道53号、国道180号、国道250号のほか、県道や市道などを経由して、生活、物流、観光など、多様な交通が入り乱れる状況で、慢性的な交通混雑が発生しています。
なかでも国道2号「大樋橋西」交差点は、中国地方でも屈指の混雑ポイントとして知られており、1日あたり12万台以上の交通量があるとされています。
岡山環状南道路が開通することで、大樋橋西交差点付近で北に接続する「岡山西バイパス(西長瀬~楢津は事業中)」の開通済み区間と、南区藤田で接続する「藤田浦安南町線」や、「浦安南町築港栄町線」など、岡山環状道路の供用済み区間が接続。
環状の南側半分がつながることで、岡山市西側から港湾部まで1本のルートとして機能するようになり、交通ネットワークの効率化が図られます。
なお、残る区間については国土交通省と岡山市で分割管理して計画を進めており、多くの区間で事業中、もしくは都市計画決定済みとなっていますが、市北部を通る山陽道に沿って敷設予定の区間は都市計画すら決まっていない状態です。
本格的な整備が始まるのはもうしばらく時間がかかる見込みで、環状ルートとして全線が開通するのは当分先のことになりそうです。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。




















