全長5m超えの新型「“超”スポーティSUV」世界初公開! ド迫力ボディに“斬新顔”がカッコイイ!? 爆速で“V8”サウンドも響くメルセデスAMG「GT SUV」独国で登場
メルセデス・ベンツは2026年10月17日、メルセデスAMGの新型高性能SUV「GT SUV」を世界初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
メルセデスAMGが初めて独自開発したモンスターSUV
メルセデス・ベンツは2026年10月17日(現地時間)、ドイツ・シュトゥットガルトで開催されたイベント「The 140 Festival」において、メルセデスAMGの新型高性能SUV「GT SUV」を世界初公開しました。
GT SUVは、メルセデスAMGが59年の歴史で初めて、企画・開発を一から自社で手がけたフルサイズSUVです。SUVならではの広い室内空間や快適性と、スポーツカーのような圧倒的な走行性能を両立することを目指して開発されました。
プラットフォームには、先に登場した新型「GT 4ドア クーペ」と共通の高性能BEV(電気自動車)専用アーキテクチャ「AMG.EA」を採用。AMGならではの走りを追求した、新世代の電動パフォーマンスSUVとして誕生しています。
ラインナップは「GT 53 SUV」「GT 55 SUV」「GT 63 SUV」の3種類を用意し、いずれも四輪駆動システム「AMG Performance 4MATIC+」を搭載しています。
なかでも注目は、最上位モデルとなるGT 63 SUVの圧倒的なパワーです。フロントに1基、リアに2基の計3基の「アキシャルフラックスモーター」を搭載し、システム最高出力860kW(1169馬力)・最大トルク2000Nmという驚異的なスペックを実現しています。
この強烈なパワートレインにより、0-100km/h加速はわずか2.7秒、0-200km/h加速も7.2秒を達成。最高速度はオプションのドライバーズパッケージ装着時で270km/hに達します。
なお、1フットロールアウトと呼ばれる計測方法では、0-100km/h加速2.5秒、0-200km/h加速6.8秒という数値も公表されています。
また、中間グレードのGT 55 SUVにも3基のアキシャルフラックスモーターを採用し、最高出力816馬力・最大トルク1860Nmを発揮。エントリーモデルのGT 53 SUVは前後に1基ずつ配置した2基のモーターによって、最高出力544馬力・最大トルク800Nmを発生します。
バッテリーには、F1で培われた技術を応用した800Vの高電圧システムを採用。容量は106kWhと128kWhの2種類を設定し、円筒形の電池セルを直接冷却することで、繰り返し高い出力を引き出せるようにしています。
特に128kWh仕様では、最大710kWという超高出力のDC急速充電に対応。わずか10分間の充電で最大約450km分の航続距離を回復でき、バッテリー残量10%から80%までの充電も約12分で完了するといいます。
航続距離はWLTPモードで最大700kmに達し、圧倒的な走行性能だけでなく、長距離移動にも対応する実用性を兼ね備えています。
一方、エクステリアも従来のメルセデスSUVとはひと味違う、過激なデザインが採用されています。
ボディサイズは、GT 63 SUVで全長5084mm×全幅2001mm×全高1656mm、ホイールベース3040mm。堂々としたサイズでありながら、低く構えたルーフラインとワイドなトレッドによって、スポーツカーを思わせるプロポーションに仕上げられています。
フロントには、AMGを象徴する縦型ルーバーを備えた大型グリルを採用し、オプションでイルミネーション機能も用意。ヘッドライトにはメルセデスのスリーポインテッドスターをモチーフとしたデイタイムランニングライトが組み込まれています。
サイドビューでは、力強く張り出したフェンダーや大径ホイール、フレームレスのサイドウインドウなどが特徴的です。後方に向かって緩やかに下がるルーフラインも採用され、一般的なSUVとは異なる、スポーティなシルエットを強調しています。
リアには、タービンをモチーフとした6つの丸型テールライトを配置。GT 4ドア クーペと共通するデザイン要素を取り入れることで、新世代AMGらしい独特のスタイリングを実現しました。
空力性能にも力が入れられており、走行状況に応じて角度を変える「AEROKINETICS」アクティブルーフスポイラーを採用。時速150km以上では空気抵抗の低減や走行安定性の向上に合わせて自動で作動します。
さらに、フロントバンパーには冷却の必要性に応じて開閉する可動式のエアパネルも搭載。GT 63 SUVの空気抵抗係数はCd値0.27と、大型SUVとして優れた数値を実現しています。
シャシーには、新開発の「AMG ACTIVE RIDE CONTROL+」を設定。車体の前後方向の揺れやコーナリング時の傾きを積極的に制御し、スポーツ走行時の安定性と長距離走行時の快適性を両立しています。
最大6度の角度で後輪を操舵する後輪操舵システムも標準装備され、大きなボディでありながら街中での取り回しやすさや高速走行時の安定性を高めています。

そして、BEVでありながらエンジン車のような走行感覚を演出する仕組みも注目ポイントです。
専用の「AMGFORCE Sport+」モードでは、GT 63 SUVとGT 55 SUVでAMGのV8エンジンサウンドを再現。GT 53 SUVでは6気筒エンジンのサウンドを楽しめるようになっています。
これらのサウンドは、実際のAMG車を用いて16基のマイクで100以上の測定を行い、収録した音をもとに再現したものです。
さらに、疑似的な変速操作や変速時のショック、シートの振動まで再現することで、BEVとは思えない臨場感のあるドライビング体験を実現しています。
インテリアは、GTシリーズのスポーティな雰囲気を受け継ぎながら、SUVとしての快適性も追求。運転席には10.2インチのデジタルメーターと、ドライバー側に角度をつけた14インチのセンターディスプレイを配置。助手席にもオプションで14インチの専用ディスプレイを設定し、先進的なコックピットを構成しています。
センターコンソールには、モーターの反応やコーナリング特性、トラクションの制御を細かく調整できる3つのダイヤルも設置。GT 63 SUVとGT 55 SUVでは、ドライバーの好みに合わせた走行性能の設定が可能です。
リアシートは3人掛けが標準で、大人5人が乗車できる実用性も確保。荷室容量は通常時607リットル、後席を倒すと最大1740リットルまで拡大するほか、フロントにも78リットルの収納スペースを備えています。
また、透明と不透明を切り替えられる「SKY CONTROL」パノラマガラスルーフや、夜間に光の演出を楽しめるイルミネーション機能も用意。ボディカラーは60種類以上の特別塗装から選べるなど、カスタマイズ性も高められています。
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ドイツでは、エントリーモデルのGT 53 SUVが2026年10月20日から受注開始となり、価格(付加価値税込み)は11万3050ユーロ(約2002万円 ※2026年10月中旬時点の為替レート換算)からと発表されています。
上位グレードとなるGT 55 SUVとGT 63 SUVは2027年春に追加される予定で、こちらの価格については現時点で明らかにされていません。
また、日本市場への導入時期や価格についても今回の発表では明かされていません。
先に登場したGT 4ドア クーペに続き、AMG.EAプラットフォームを採用した新世代の電動パフォーマンスモデルとなるGT SUV。SUVの実用性と圧倒的な速さを組み合わせた一台が、今後どのような評価を受けるのか注目されます。
























































































