国交省が凄まじい「40輪車」を公開! 「このタイヤの多さ、すごくないですか?」 移動は“変幻自在”で驚きの大迫力 工事を支える「縁の下の力持ち」が話題に
国土交通省 紀勢国道事務所の公式Xが2026年10月14日に更新され、珍しい大迫力の風景の画像と動画が投稿されました。一体どのような内容なのでしょうか。
「タイヤ何個あるの!?」すごい重機が現場で活躍
国土交通省 紀勢国道事務所の公式SNSが、圧巻の設備を紹介した画像を投稿しています。どういった画像で、どのような設備なのでしょうか。
これはXアカウント「国土交通省 紀勢国道事務所」によって2026年10月14日に投稿されたもので、同アカウントによる「橋づくりレポート」という連続投稿シリーズの一環として行われています。
投稿は「このタイヤの多さ、すごくないですか?」から始まります。
画像に映し出されているのは、おびただしい数のタイヤが装着されている、よく分からない巨大なものです。数えてみると、タイヤは片側だけで10個×2列、つまり両輪で40個もあるということになります。
また、巨大な車体のように見えたものは、よく見ると「橋梁の橋桁部分」であると分かります。目を凝らせば、上部に橋の欄干のようなものも視認できます。
実は、今回の主役は「多軸台車」と呼ばれる巨大重機です。事例のように、橋梁の部品、特に橋桁を現場へ移設するのに使用される機会が比較的多いのが特徴です。
橋桁は巨大なひとつの剛体であるため、鋼材を組み立てたり、あるいはコンクリート構造物としてひとかたまりで一気に構築することになります。いずれにしても広大な作業ヤードが必要となり、現場近くにせよ、現場そのものでは作業ができません。
そのため、作業ヤードで完成した巨大な橋桁を、現場まで移設する必要があります。莫大な重量と体積のある橋桁を運搬するために用意されたのがこの多軸台車です。

タイヤが多数あるのは、地面と接する部分を増やすことで、類を見ない巨大構造物の重量を個々のタイヤへ分散させるため。これによって公道を傷めずに現場を走行できますが、もちろん小回りの効き方は通常のトレーラーと比較しても大幅に劣るため、「現場内移動」を超えるような「ルート走行」には向いていません。
また、慎重かつ的確に橋桁を設置位置まで移動させるためか、この多軸台車は「リモコンで操作しています」(同投稿)と紹介されています。これによって、通常の運転とは異なる細かな方向転換も可能になっているといいます。
投稿には画像だけでなく、多軸台車が実際に現場を動いている風景も2本添付されています。動画は2倍速の早回しに編集されているとはいえ、20個のタイヤで支えられた橋桁と台車の動きは、その重量感に対してどこか軽快なものに感じられます。
ちなみに、多軸台車は現場によっても多彩です。たとえばカーブ部分の橋桁を移送する場合は、バランスを取るために2台の多軸台車で運搬されることがあります。
さらに圧巻なひとつの例としては、国土交通省 首都国道事務所がことし4月に実施した国道357号「塩浜立体」の橋梁工事にともなう夜間作業です。
この作業では立体交差部分の橋桁を架設していきますが、それに使用された多軸台車は、6軸で片側に2個ずつタイヤがあり、さらに横に4台並列したものになっています。つまりタイヤの総数は、6軸×2個×2×4列=96個というすさまじいものになります。
縦方向にも横方向にもワイドなこの台車、やはり遠隔操作で機動性が高く、前後左右に自在に移動することができ、ミリ単位で正確性が要求される架設位置調整にしっかりと対応しています。
インフラ整備を「縁の下の力持ち」で支えるこうした重機ですが、間近でその迫力ある姿を見る機会はなかなかありません。
今回の紀勢国道事務所の画像投稿をはじめ、各地の工事現場を担当する事務所は、このような貴重な重機のはたらく姿を定期的に紹介しています。






















