「懐かしい!」阪神高速の「消えた珍風景」投稿が話題に 「ジャンプ台?」「わざわざ通った」の声も 実は「すごい画期的アイデア」だった? 本線に現れた「謎の橋」の理由は
阪神高速道路株式会社の公式Xが2026年10月8日に更新され、懐かしくも珍しい風景の画像が投稿されました。同投稿には様々な反響が寄せられています。
昔のCMでおなじみの「謎の風景」が注目
阪神高速道路株式会社の公式SNSが投稿した画像が、ネット上で話題になっています。どういった画像で、どのような反応があったのでしょうか。
これは「阪神高速(お。とく情報)」によって2026年10月8日に投稿されたもので、かつて阪神高速の道路上にあった「懐かしい施設」を撮影した風景です。
「写真左側の走行車線の上に小さな高架道路のようなものが掛かっているのが見えます。(略)この小さな高架道路のようなものの名前は何でしょう?」(当該投稿より)
画像を見ると、高速道路の本線と思われる片側3車線のうち、もっとも左側の車線に、まるで緩やかな「たいこ橋」のように盛り上がる暫定の道路設備が設置されています。
左側車線を走行するクルマは、この「盛り上がっている暫定道路」の上を走っています。設備の入口には「高さ制限2m」という注意喚起とともに、規制標識が3枚掲げられ、それぞれ「制限速度40km/h」「高さ制限2m」「重量制限3トン」を示しています。
同アカウントは、この施設の正体のヒントとして「昔のラジオCMで流れていた『阪神高速○○○○○♪♪』を覚えていますか? 懐かしい!と思った方は分かるかもしれません」としています。

では、現在は見慣れないこの施設は、一体どんなもので、何のためにあるのでしょうか。
同アカウントは14日に正解を発表しましたが、それは「ミニウェイ」と呼ばれる施設です。
ミニウェイの役割は、道路のメンテナンスをおこなうために「メンテナンス工事区間の上にクルマを通すための暫定設備」というものです。
現在は工事区間を「車線規制」して、完全にクルマをシャットアウトして作業しています。しかし、それだと、車線減少によって道路容量がそこだけ絞られることになり、渋滞を招いてしまいます。
ミニウェイはそうした車線規制をせず「クルマを走らせながら、下で作業を行う」というスタイルを実現させました。「小さな橋」という例えのとおり、クルマの荷重は道路全体へ伝わらないので、真下で作業をしても影響は無いというわけです。
阪神高速によると、このミニウェイは1999年まで運用されていたといいます。1988年には「ミニウェイ(立体道路式路面補修装置)の開発」として土木学会関西支部 技術賞を受賞しています。
今では珍しく、昔を知る人には懐かしいこの風景画像は大きな話題を呼び、15日時点で本投稿には2400件の「いいね」がつき、70件以上のコメントが寄せられています。
当時を懐かしむユーザーからは「わざわざ車線変更して通ってみたことがありました」「何度か通りましたね」「若い頃にこんなんあったなぁ」「CMやってたわ」「ちょっとしたアトラクション的な感覚がありましたね」という声が上がっています。
「道路工事でも車線が減らないっていうのは画期的だった」「すごいこと考えるな」「90年代の大阪は割とぶっ飛んだ装備の宝庫だったなあ」など、現在でも斬新なアイデアに驚きを隠せない声も。
当時を知らないユーザーからは「ジャンプ台?」「坂道発進練習コース」などという想像を巡らせるコメントも寄せられています。
なお、同様のアイデアを現在運用しているのが、欧州のスイスです。「アストラブリッジ」と呼ばれるこの仮設構造物は長さ236m・重量1250トンで、2車線幅まで対応可能となっています。
2024年にこのアストラブリッジが報道されると、ネット上を中心に「日本にも昔ありました」「これ、阪神高速のミニウェイじゃん!」などという声が見られました。
それほどまでに、特に関西のドライバーにはなじみ深く、生活に浸透していた存在と言えるでしょう。今や懐かしい高速道路の「珍風景」ですが、完全に人々の記憶から消えることなく、さらに海外へも受け継がれています。






















