トヨタ「RAV4」級の「“新型”クーペSUV」に注目! 全長4.6m級の“ちょうどいいサイズ”に「最新AI」採用! 431馬力の「4WD」仕様もあるシャオペン「L03」中国仕様とは!
中国の自動車メーカーである小鵬汽車(シャオペン)は2026年7月16日、ドイツ・ミュンヘンで新型「L03」を発表しました。“次世代AI SUVクーペ”と称される新型車は、一体どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタ「RAV4」級ボディに“431馬力”!
2026年7月16日、中国の小鵬汽車(シャオペン)はドイツ・ミュンヘンで開いたブランドイベントで新型クーペSUV「L03」を発表しました。
65の市場で同時にデビューした同車は、シャオペンにとってこれまでで最もグローバルなモデルです。
そんなL03は、スーパーカーに着想を得たデザイン、上質で快適な室内、使い勝手の良さ、世界各地の道路を想定した知能化運転の4項目を融合させた、“次世代AI SUVクーペ”と位置づけられています。
ラインナップには2WD(後輪駆動)または4WDのBEV(バッテリー式電気自動車)と、2WDのみのレンジエクステンダー車「L03 Power X」の2種類を用意しました。
L03(香港仕様)のボディサイズは、全長4650mm×全幅1920mm×全高1600mm、ホイールベース2850mmで、乗車定員は5人です。
日本で人気を集めているトヨタ「RAV4」(PHEV・Zグレード)の全長4600mm×全幅1855mm×全高1685mm、ホイールベース2690mmと比較すると、L03は全長が50mm長く、全幅は65mm広く、ホイールベースは160mmロングである一方、全高は85mm低くなっています。
デザインは、フェラーリでエクステリアデザインの責任者を務めたフアンマ・ロペス氏が主導しました。シャオペンのデザイン思想「Vital Flow(バイタル・フロー)」に基づき、ワイドなボディやファストバックのシルエット、フレームレスドアなどを採用。空気抵抗係数(Cd値)は、クラストップレベルの0.228を実現しています。
また最大1500kgのけん引にも対応するほか、安全面では世界の5つ星安全基準を満たすように設計されました。
インテリアには、15.6インチのセンターディスプレイやW-HUD(ヘッドアップディスプレイ)、没入感のあるアンビエントライト、ラウンジのようなシート、オートエアコンなどを装備しており、収納スペースは37か所に設けられています。
香港仕様の荷室容量は全車、リヤが539リットルです。2WD仕様のフロントトランクは最大102リットル、4WD仕様は69リットルを備えました。

パワートレインでは、BEV(香港仕様)の2WDモデルで最高出力249馬力を発揮し、0-100km/h加速は6.6秒、WLTP航続距離は520kmです。
一方、最高出力431馬力の4WDモデルは、0-100km/h加速が4.5秒と、2WDモデルと比較してパワフルな仕様。WLTP航続距離は440kmを達成しています。
そして「Kunpeng Range Extender Technology(クンペン レンジエクステンダー技術)」を採用したBEVの後輪駆動モデルは、最高出力222馬力を発生し、0-100km/h加速は7.5秒です。WLTP航続距離は445kmを記録しています。
全モデルで、バッテリー残量10%から80%までの急速充電にかかる時間は20分です。
そして先進機能面は、同社が内製するフルスタック技術アーキテクチャを基盤としています。運転支援システムでは、最新の「NGP(VLA 2.0)」を採用しました。これによりシステムが複雑な道路状況を理解してナビゲーションでき、人間の車両操作に近づけた運転支援を提供します。欧州では2027年から順次展開する予定です。
さらに、国際版の次世代OS(オペレーティングシステム)として「XOS 6」を用いた新しいコックピット体験を採用しました。これにより、AI音声アシスタントはより自然な会話や文脈の理解、多言語でのやりとりに対応し、利用者の意図を読み取って車両機能を調整します。これらの新機能は、今後のOTA(無線通信によるソフトウェア更新)によって提供されます。
またL03では、他の車種に先駆けて「Google Maps Auto SDK」を実装しました。これにより、車載のインフォテインメントシステム単体でのGoogleマップ利用が可能となり、スマートフォンとナビゲーションを運転のたびに接続する必要がなくなりました。
香港仕様のBEVの価格は、32万9900香港ドル(約647万円 ※2026年10月上旬時点のレート、以下同)から46万9900香港ドル(約921万円)です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。





























