新車110万円で「4人」乗れる! トヨタ「“新”軽セダン」に大注目! 「リッター25kmの低燃費」ד必要十分スペック”の高コスパが大人気! 「ピクシスエポック」一部改良モデルが販売店でも話題に
トヨタは軽セダン「ピクシス エポック」の一部改良モデルを2026年8月27日に発売しました。その後の状況を販売店に聞いてみました。
必要にして十分なスペックが評価されている「ピクシス エポック」 納期は2〜3か月程度
2026年8月27日、トヨタは軽セダン「ピクシス エポック」の一部改良を実施し、同日に発売しました。
その後のユーザーからの反響や納期について、トヨタディーラーに問い合わせてみました。
ピクシス エポックは、2012年5月にデビューしたエントリー軽セダンで、ダイハツ「ミライース」のOEM車となっています。軽自動車本来の価値である低燃費と低価格にこだわり、通勤や買い物など日常の足として扱いやすい1台に仕立てられてきました。
2017年5月には2代目へとフルモデルチェンジを果たし、その後も改良を重ねながら長く支持されています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1510mm、ホイールベースが2455mmです。乗車定員は4名となります。
今回の改良では、グレード構成の見直しに加え、安全装備の充実やエンジン性能の向上など幅広い変更が加えられ、日常の実用車としての完成度がさらに高められました。

外観については、取り回しのしやすさが持ち味のコンパクトな車体サイズはそのままに、ボディカラーのラインナップが刷新されています。新色の「セラミックグリーンメタリック」が標準色として加わったほか、メーカーオプションでは「グレースブラウンクリスタルマイカ」も選択できるようになりました。
室内でも変化があり、運転席まわりのメーターが新しくなっています。
「X“Limited”」および「X」の両グレードには、メッキ加飾のベゼルを備えた自発光式デジタルメーターとマルチインフォメーションディスプレイが標準で組み込まれ、視認性と質感の両面で向上が図られました。
走行面では大きく手が加えられています。660cc3気筒自然吸気ガソリンエンジン「KF型」と制御用ECUを刷新し、低燃費性能と加速性能を両立。最高出力は49馬力から52馬力に、最大トルクは5.8kgf・mから6.1kgf・mにそれぞれ引き上げられ、市街地での発進や加速の滑らかさが増しています。
燃費についても、動力性能の向上とあわせてWLTCモード燃費が前輪駆動(2WD)車で25km/Lから27km/Lへ、4WD車で23.2km/Lから24.4km/Lへと、いずれも約8%向上しました。日々のランニングコストを抑えられる点は見逃せません。
安全性能では、予防安全機能「スマートアシスト」が全グレードに標準搭載され、検知性能が拡大されています。従来からの機能に加え、交差点右折時の対向直進車や、右左折時に横切る歩行者・自転車の検知にも対応しました。
これに加え、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑えるブレーキ制御付き誤発進抑制機能が前後方向とも対応となったほか、走行中のふらつきを知らせる警報機能や路側逸脱を警告する機能も新たに加わっています。
側面衝突時に乗員を保護するSRSサイドエアバッグも全車標準となり、安全面の底上げが図られました。
ラインナップ面での注目点は、上級グレードX“Limited”の新設です。
Xグレードをベースに、鍵を取り出さずドアの施錠・解錠ができるキーフリーシステムと、ボタン操作でエンジンを始動できるプッシュボタンスタートを標準装備。
バックカメラやリアスピーカーを含む純正ナビ装着用アップグレードパックも備え、購入時点から利便性の高い仕様となっています。
車両本体価格は109万6700円から150万3700円です(いずれも消費税込み)。
安全装備や機能の拡充を反映して価格帯が見直され、従来の「100万円以下グレード」は設定から外れましたが、装備内容の充実度に見合った価格設定に改められています。
ディーラーに寄せられている反響について、9月中旬にトヨタディーラーに問い合わせてみました。
「ご高齢のお客様で『長く乗れてコンパクトなクルマを探していると友人に相談したら、ピクシスエポックを勧められた』とご来店されたケースがありましたね。
一部改良モデルが発売になったから…というよりは、お乗り換えのタイミングと重なったというケースが大半だと思います。
最近のクルマはどれも高いし、軽自動車でも大きいモデルばかりで、このクルマ(ピクシスエポック)みたいな存在は残し続けてほしいという、根強い人気があるモデルです。
ご納車まで比較的短いことも売りのひとつで、2〜3か月程度が目安です」
他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「車両本体価格のほとんどが100万円台前半という、今や貴重な存在となりつつあるだけに、ピクシスエポックは根強い人気があるんです。
社用車としてお使いいただいている企業様も多いですし、通勤の足としてお選びいただいているお客様もいらっしゃいます。
ハイブリッドでもなければEVでもないですし、かといって日常生活にはまったく不都合がありません。カタログ値ですが、WLTCモード燃費で25km/L以上走りますしね。
必要にして充分な性能や装備を備えているということで、認定中古車でも人気があります。
一部改良モデルそのものの反響はありませんが、コンスタントに売れています。
ご納期は2〜3か月程度が目安です」
ピクシス エポックよりも燃費が良く、室内が広く、高性能なクルマはいくらでもあります。かといって、ピクシス エポックがクルマとして劣っているかというとそうではありません。
故障も少ないし、燃費も良い。もちろんエアコンだってバッチリ効きます。
コンパクトなボディを活かして狭い道でもガンガン走れます。
ピクシス エポックは、極力無駄をそぎ落とした、日本人の美学が詰まったモデルといえるでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。































