8年ぶり全面刷新! トヨタが「“新型”ソラ」発売! 300馬力「静音ユニット」×精悍顔採用! 航続距離「100kmも延伸」したフルフラットFCEV路線バスが進化して登場
トヨタは2026年10月5日、新型燃料電池(FCEV)路線バス「SORA」を発売しました。
2代目に進化した「SORA」はいすゞとの協業で誕生
トヨタは2026年10月5日、新型燃料電池(FCEV)路線バス「SORA(ソラ)」を発表しました。
同日より発売しています。
トヨタではFCEVの研究開発を進めており、路線バスにおいては2002年に登場した日野「ブルーリボンシティ」がベースの「FCHV-BUS」を皮切りに、社会実験を通してさまざまなモデルを展開してきました。
その市販モデルとなったのが2018年3月に発売されたSORAです。
FCEVバスとしては国内で初めて型式認証を取得したもので、当初2020年に開催が予定されていた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を見据え、排出ガスを出さない高い環境性能と静粛性、ユニバーサルデザインによる乗客への気配りを特徴としています。

今回登場した2代目は、いすゞとの協業により誕生したもので、いすゞが現在販売しているBEV(バッテリーEV)フルフラット路線バスの「エルガEV」のプラットフォームをベースに、最新のFC(燃料電池)システムを組み合わせ、路線バスとしての使い勝手や環境性能を進化させています。
FCシステムは、これまで培った技術をベースに改良した商用車向けの、小型・高耐久のFCスタックを採用。ルーフ上に搭載する商用車向けに開発した大型水素タンクを組み合わせ、車両メンテナンス性向上を図っています。
また、大容量リチウムイオンバッテリーとFCを効率よく使い分けることで燃費を向上。初代SORAと比較して航続距離は約100km延伸し、300km以上となっています。路線バスとしての運用もしやすくなりました。
FCスタックの最高出力は113kW、搭載するモーターの総出力は220kW(約300馬力)で、最大トルクは970Nmを発揮します。水素タンクは70MPaのものを3本搭載し、容量は471リッターです。
水素は約10分で満充填が可能で、新しい高速充填規格に対応しており、対応ステーションでは充填時間は約半分に短縮できるといいます。
また、外部給電器の接続により、災害時などに非常用電源として利用することもできます。
使い勝手の面では、エルガEV同様、前扉から最後部席までがフルフラットのフロアを採用しました。車いすやベビーカーでの利用だけでなく、すべての乗員が乗りやすく、移動しやすい空間となっています。
加えて、車いすワンタッチ固定装置をオプション設定しており、車いす利用者や運転士のスムーズな乗車および固定を実現します。
車両のデザインなどはエルガEVに準じており、精悍なヘッドライトなどが特徴です。居住部はリアホイールハウスの後部の座席は後ろ向きとなっており、それ以外は前向きです。エルガEVに準じており、都市型や郊外型などの4車型をラインナップしています。
ボディサイズは全長10545mm×全幅2485mm×全高3440mm、乗車定員は都市型仕様で70人です。
先進安全機能も進化しており、DSM(ドライバーステータスモニター)と連動するEDSS(ドライバー異常時対応システム)を装備。運転士に急病などが発生した際は、車両を自動的に減速・停車させ、停車後は自動でパーキングブレーキも作動し、事故発生を予防します。
フロントブラインドスポットモニターも装備し、前方の歩行者・自転車を検知することで、車外事故も防ぎます。
トヨタは新型SORAの登場に際し、「今回進化する新型SORAの市場投入により、引き続き公共交通の水素利活用を通して水素社会の実現に向けて貢献していきます」としています。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

















































