活火山が目の前の「有珠山SA」で「昔ながらの醤油ラーメン」を食す! ”これでいい”と頷ける「スタンダードな味」とは 北海道・道央道
北海道を訪れ、バイクで函館から苫小牧方面へ向かう途中で道央自動車道「有珠山SA」(下り)に立ち寄りました。有珠山(うすざん)や噴火湾を望む絶景のSAです。
雄大な山と海を眺め、王道の醤油ラーメンを味わう
内地(ないち:北海道の外)で生活を送る人にとって、「有珠山(うすざん)」と聞いてもすぐにその場所が思い浮かばないかもしれません。
北海道南西部の胆振(いぶり)地方、洞爺湖の南側に位置する活火山である有珠山は、直近では2000年にも噴火しています。
その名を冠したSA(サービスエリア)が、道央自動車道「有珠山SA」です。北海道伊達市の高台にあり、函館から苫小牧方面へバイクで向かう途中に立ち寄りました(下り線施設)。
ここでまず印象的だったのが、その眺望です。眼下には内浦湾(うちうらわん)、通称「噴火湾」が広がり、西側には有珠山や昭和新山、さらに南には遠く駒ヶ岳まで望めます。北海道を走っていることを実感させてくれる、実に気持ちの良い休憩スポットです。
早速、食事にしようとフードコートへ向かいます。フードコートとショッピングコーナーの営業時間は、4~11月が8時~20時、12~3月は9時~19時です。
そこでメニューを眺めると、「有珠山醤油ラーメン」(950円)の隣には「登別閻魔ラーメン」(1100円)という、名前からしてちょっと辛そうなラーメンも掲げられています。
こちらもかなり気になりましたが、せっかく「有珠山SA」まで来たのだからと、その名を冠した「有珠山醤油ラーメン」を選択しました。

出来上がりを見ると、これぞ昔ながらの醤油ラーメンといったシンプルなものでした。チャーシュー、わかめ、ほうれん草、刻みネギ、そしてゆで玉子と、王道の具材が並びます。しかも玉子は半分が2個で丸ごと1個分入っているのが嬉しいところです。
まずはスープからいただきます。口当たりはまろやかでコクがありながら、後味はスッキリしています。醤油味だけが強く前へ出るタイプではなく、クセも少なく麺や具材と一緒にどんどん食べ進められます。
麺には道産小麦を使用しているとのこと。スープをまとわせながらすすれば、シンプルな醤油ラーメンらしい安心感があります。
チャーシューを食べ、わかめやほうれん草を挟み、刻みネギの香りを楽しみながら再びスープへ……。派手な仕掛けがないからこそ、それぞれの具材を素直に味わえました。
栄養面では、チャーシューや玉子からはたんぱく質が、ほうれん草にはβ-カロテンや葉酸などが含まれています。わかめやネギといった具材も入り、シンプルながら1杯の丼でさまざまな食材を味わえて、北海道をバイクで長距離移動している途中でいただけけるのはありがたいものです。

建物の入口には、「一押メニュー」としとして大きな写真で「黄金豚しょうが焼き定食」(1100円)が掲げられていました。
黄金豚(こがねとん)は地元・伊達市のブランド豚で、柔らかな肉質と甘みを感じる脂が特徴とのこと。そう頻繁に訪れる場所ではないので少々迷いました。いつか再び北海道をバイクで走り、このSAへ立ち寄ることがあれば、その時はこちらを味わってみたいものです。
さらに店内には、北海道内のSA・PAで味わえる「イチ推しグルメ」を紹介したマップも掲示されていました。北海道ツーリングでは移動距離が長くなりがちですが、こうした案内を見ていると、次の休憩場所を食事で決めるのも楽しそうです。
食後にショッピングコーナーを覗くと、「いかめし」のほか、帆立を使ったかまぼこなど北海道らしい商品が充実していました。今回は先を急ぐため見送りましたが、キャンプツーリングの途中なら、夕食や酒のつまみに買って行きたくなる商品がいくつもありました。
有珠山や昭和新山、そして噴火湾という雄大な景色を楽しみつつ食した、この土地の名を冠した醤油ラーメンは、味そのものは奇をてらわない王道でした。長い移動の途中だからこそ、安心の味が妙に嬉しく感じられました。
Writer: くるまのニュース編集部
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